エビマゴチ開幕!!　魚信遠くて辛かったけど終盤追い込み4匹

東京湾内の大物釣りの双壁がシーバスとマゴチ。マゴチは引きを楽しめるだけでなく、食べても湾内最高のお刺身の1つなので、大好きな釣り物だったりする。3月上旬に開幕したエビマゴチだが、へた釣りもようやく参戦してきたぞ。魚信遠くて辛かったけど終盤なんとか追い込み4匹ゲット!!

エビマゴチといえばへた釣り的にはこの船！　深川・吉野屋である。上乗りさんが親切でいろいろアドバイスしてくれるのと、常連さんに釣りが上手な上に面白い人が多いのがお気に入りの理由。前日の昼ごろに予約を入れると、まだ人数が集まっていないと言われ、「ひょっとして明日はマゴチが釣れない日？」とドキドキしたが、7名で深川から出船できた。ゲートブリッジの下を通って、船は大貫沖へ。

■やっぱり今日は……マゴチ釣れない日だった？と諦めかける

大貫沖の水深20メートル前後のポイントで第一投。さっそく1匹目のエビを投入前に針で刺し殺すというヘマをしながらも投入して2、3回底を取り直したら、竿先がちょっとだけ沈む。魚信？　ベイゲームコチ・スズキは今シーズンから使い始めたばかりの竿なので、魚信の出方がよく分からない。しばらく竿位置をキープしても本魚信に発展しないので、竿先を送って様子見。それでもマゴチらしいグゥゥーンな魚信にならない。竿先に生体反応はある。？？？？と軽くパニック。

ちょうど、上乗りさんが「魚信ありますか？」と聞きに来た。みっともない話だが、「これって、魚信ですか？」と聞くほかない。「竿先をゆっくり上げてみて」という指示通りにしたのだが、状況は変わらない。もう、いいやとリールを巻き始めるとグゥゥーンと竿がしなる。釣ったというより勝手に釣れたというほかないが、2012年初マゴチは41センチのかわいいサイズ。その後は魚信が続かず。2時間後くらいにマゴチらしき魚信はあったが、アワセが早すぎたらしく巻き上げ中にバラシ。その後、魚信がぱったり途絶える。やっぱり今日は……マゴチ釣れない日だった？

■終了1時間前からなぜか好調に。44→51→49センチと3匹追加!!

最後に魚信があったのは10時ごろ、その後14時まで竿先に変化があったのは一度だけ。コッというマゴチとは違う魚信があったので、巻き上げてみると、海面にエビを抱いた小さなイカの姿が。船長さんがタモを出してくれたのだが、タモの目からこぼれ落ちる。エビマゴチの定番ゲストのスミイカではなく、マルイカというイカだったそうだ。それ以外はとにかく4時間近く魚信なし。手持ち大好きへた釣りが置き竿にしちゃう辛い時間帯が続く。

状況が変わったのは終了1時間前。置き竿に魚信があり。慎重に竿を送って十分に食い込ませてからアワセると44センチの今シーズン2匹目のマゴチ。魚の活性が上がったと判断して今度は手持ちで魚信を待つと、ようやくクンクンな前魚信からグングンな中魚信（？）、グゥゥウウウンな本魚信を楽しめるマゴチらしい魚信があって本日最高サイズの51センチ。沖上がりの15分前にもう一度マゴチらしい魚信の変化を楽しみ、49センチを追加して都合4匹。途中どうなるかと思ったが、4匹釣れれば大満足。60upの野望は次回に持ち越し。