難波居酒屋のお刺身は安くて美味いの代表、嬉々わらまさ

居酒屋激戦区ともいえる難波で、お刺身が安くて美味い店の代表としてその名が必ず上がるのが嬉々わらまさ。大きな店ではない。18時開店で19時になれば予約客で満席になる。ほぼすべての客が頼むのがお刺身の盛り合わせ。単品で頼むよりお安く、その日のオススメを出してくれる。

難波の繁華街という意味では少し外れということになるのだろうか。嬉々わらまさは四ツ橋筋にある。高島屋近くにあるフィッシングマックスなんば店の先の筋を四ツ橋筋方面に曲がり、次の信号近くの雑居ビルの1階だ。オレンジ色の看板が目立つので見落とすことはないと思われる。18時開店の少し前に店に着くと既に開店を待つカップルが1組。

■確かなお味をダイジェストで楽しめるおまかせ前菜4種盛でスタート

まずは飲み物。大阪のジャンクカクテルのガリチューハイを注文する。口の中をすっきりさせてくれるので串カツなどの油っぽい物と組み合わせて飲まれることが多いが、生魚との相性も抜群ではないかと思う。乾杯が済んだら、「まずは」と勧められている「おまかせ前菜4種盛」と「盛り合わせもできますよ」とのことなので「お刺身の盛り合わせ」、大阪に来たら食べたくなる牛すじコン煮を注文する。

前菜4種盛は白和え、蒸し鶏とキュウリのナムル、姫みつばのおひたしなどが少しずつ盛られて運ばれてくる。白和えが絶品で教えてもらえるものなら作り方を聞いて帰りたいくらい美味い。冷たい出汁で姫みつばをアクセントとして楽しめるおひたしも文句なしに美味い。450円でお店の自慢の味のダイジェストを楽しめるメニューだ。

■しまアジ、カツオ炙り、穴子焼ちり、ひらめなど外れなしの8種盛り

前菜を食べ終えたころにタイミングより運ばれてきたのがお刺身の盛り合わせ。3人で行ったので3切れずつ8種類の魚が盛られている。しまアジ、カツオ炙り、穴子焼ちり、生インド鮪、茹で蛸、ひらめ、生しらす、サワラ焼霜。きれいに盛り付けられており目にも楽しい。大阪の魚自慢のお店のしまアジに外れなし記録は継続。梅雨穴子の焼ちりは身の甘さを楽しめる。お刺身の盛り合わせは基本、お店がオススメの物を盛ってくれるが食べたい物があれば例えば「天然コチ入りで」といった具合にオーダーすることもできる。お刺身はひらめと天然コチを追加した。

嬉々わらまさはお肉も美味い。酒のあての定番の牛すじコン煮のほかにも豚肉と長芋の黒酢の酢豚、馬肉ユッケを注文した。胃袋が若くないのでおつまみに肉類を頼むことはあまりないが、魚を食べ終えた後はなぜか肉ばかり注文してしまった。特に美味しかったのが馬肉ユッケ。このお店に行くなら絶対に頼むべきとオススメしたいくらい美味かった。2時間制のラストオーダーの時間までしっかり楽しんで1人3000円代。お支払のとき計算間違えてない？と聞きたくなるほどに値段に対する満足度が高い。