身の透き通ったプリプリのお刺身を口にしちゃうと、毎週でも通いたくなるマゴチ釣り。今季第2戦は4年ぶりの本塁打(60up)マゴチをゲットしアドレナリン出まくり。弁慶サイズのマルイカなんてうれしいゲストまで。デカッw船長のサービスで酸素を詰めてもらい活きイカパックでお持ち帰り。
来週は「江戸前釣りサ-キット大会 マゴチの部」に羽田・かみやから出る予定なので、格好よくいえばプラ釣行。無理して格好つけなくていいのならプリプリのお刺身を求めてのいつも通りの釣行。10人の団体さんの予約が入っていたので、ほかの釣り客は本日の釣行を回避したようで、送迎バスで桟橋に着いてみると潮先のはずの左舷舳が空いている。潮先で釣れることなんて滅多にないので、迷わずに釣り座ゲット。「その席ならツ抜けしないとね」と皆にからかわれる。デカッw船長が2本目の竿を用意してくれる。ツ抜けを狙えというプレッシャーを感じつつ、船は桟橋を離れた。
1時間ほどかけて大貫沖に向かうと思っていたら、随分と手前、海保よりも北側で減速する。2本竿で釣り開始。潮の流れはまずまずいい感じ。タナ1メートルで様子をみつつ、手持ちの竿は20秒に1度タナを取り直す。置き竿の方は水深が大きく変わったら、タナを取り直すことに。久しぶりの2本竿でのマゴチ釣りは思ったより忙しい。最初の魚信は釣り始めて30分くらいしてあったが、コツコツとはくるが大きく引き込む気配はない。頭だけ残して残りはきれいに食べられる。フグだ。お次もコツコツだけで今度は尾の真ん中に噛み傷。イカに齧られた。マゴチを手にしたのは10時くらい。サイズは40センチ級だが、船中1匹目だったのでそれなりにうれしい。
船は大貫沖の東京湾観音周辺に南下する。仕掛けを投入して底を取り、タナを切る。ラインが入っている角度が変わったのでもう一度タナを取り直そうとクラッチを切ると竿先に違和感。慌ててスプールを抑えてオモリの落下を止める。オモリが底に着かないように慎重に竿先を下げて、グッグッと間欠的に次第に大きく引き込む魚信を楽しむ。竿先が海面に潜ったまま帰ってこなくなった瞬間、どりゃぁぁぁああああ!! 竿がひん曲がる。掛けた瞬間デカいと分かる。竿45度をキープ。リールを巻くと魚の重量感にドラグが軽く滑る感触がある。無事タモに収まったのは60.2センチの本塁打級。60センチ超えのマゴチは人生2匹目。4年ぶりに手にした。
12時半くらいにもう1本40センチ級のマゴチを追加して3匹。ツ抜けは無理でも5匹くらいはいけるかな?と考えていたのだが、その後はマゴチより先にイカにやられちゃうというパターンにハマる。小さく穂先を引きこむような魚信の正体はほぼイカ。イカを釣る気はないので、マゴチだったらいいのになと大きくアワセて仕掛け回収。尾の曲がり頂点付近に小さな噛み傷が残ってエビは殺されている。一度だけどりゃぁぁぁああああとアワセてもエビを放さない根性の座ったイカがいた。ゆっくりリールを巻いてくると、マルイカ。それも良型。デカッw船長いわく「弁慶ですよ。一杯2000円」。
マゴチは血抜きして神経絞めして丁寧にお持ち帰りしたのは当然として、せっかくの弁慶マルイカなので、なんとか活かして持ち帰れないものかとジップロックに海水を入れて活けイカパック風にしてみた。それを見ていたデカッw船長が「活けイカパックやってみます?」と酸素ボンベから酸素を注入してくれる。家に帰りつくまでちゃんと生きていた。すぐにお刺身にしてみると、身が透き通って透明なままの超美味しそうなイカ刺しに。デカッw船長の至れり尽くせりサービスに感謝!
著者: へた釣り