踏んだり蹴ったり天中殺で大殺界だった'12 カワハギ開幕戦

カワハギ師匠にせっかくお誘いいただいたのに酷いタイトルで申し訳ないがほかのタイトルが思いつかない。金沢八景・弁天屋から出撃した2012年のカワハギ開幕戦は1匹だけと惨敗。おまけに竿まで折っちゃうし。釣れないのも竿が折れたのも自分のせいと分かっていても……ブルーだ。

無駄に気合いが入っているときはロクなことがない。午前2時半に目が覚めて、遠足に興奮して寝られない子供状態で始発が動くのを待つ。いい歳した大人がここまでイレこむのはどうかと思うが、なんとカワハギ師匠…5時前には弁天屋に到着しシャッターが閉まった船宿の前で「早すぎたw」。6時半くらいに船宿に到着すると、既にアサリの殻剥きが終わって釣り座で待機している。へた釣りの場合は無駄な気合いにすぎないのだが、師匠の場合はさすが達人、気合いが違うなぁ～と感嘆。

■2012年初のカワハギはゲットしたけど…あとが全く続かない

船は竹岡へまっしぐらと思っていたら、8時20分までは釣ってはいけないという取り決めがあるらしく、大貫を少し越えたあたりで速度を落とし、時間調整を兼ねて釣り開始。仕掛けを落とすとすぐに小気味良いプルルッという魚信が竿先に出る。定番ゲストのトラギスちゃん。カワハギ師匠はというと、いきなり船中1枚目のカワハギゲット！　さらに良型交えて2枚目、3枚目とゲット！　へた釣りにもようやく竿先をカンカンと叩くカワハギの魚信があって、小型ながらもようやく1枚目。

2012年初のカワハギをゲットし、リリースサイズではあるが、うれしかったので記念撮影。大貫沖の水深10～18メートルくらいのポイントをいくつか攻めたのだが、あとが続かない。魚信はあるが、針掛かりするのはトラギス、クラカケトラギス、ベラばかり。9時半くらいになってようやく竹岡沖へと移動するも、餌さえ取られず10時すぎには再び大貫沖へと逆戻り。この時点でへた釣りのバケツの中にはカワハギと大型のクラカケトラギスが1匹ずつ。クラカケトラギスをキープしてある時点でカワハギだめかもという予感があったってこと。

■釣れども釣れどもゲストばかりで集中力が…終には竿先ペキッ

この日は宙層ではほとんど魚信がなく、叩いてたるませで魚信を出していくという釣りに。ゲストは多数にして多彩。ベラ、トラギスに加えて、カサゴにメゴチまで釣れたのだが、肝心のカワハギの魚信は……ない。ないってのはウソだな、あったのかも知れないが針掛かりさせられない。水温が高くてカワハギの群れができていない時期だから仕方ないのだが……カワハギ師匠はポツポツ拾えているのに、そのすぐ横でカワハギ！と糠よろこびすると、大型のベラでそのまま終了。カワハギ師匠はさすがの竿頭。へた釣りは1匹だけ。

よくない日にはよくないことが続く。沖上がりになり、竿を片づけ穂先にカバーをつけようとして、ペキッという嫌ぁ～な手ごたえ。トップガイド部分が見事に折れた。この辺りでちょっぴりブルーに。でも、本当にブルーになったのは家に帰ってから。竿の修理は保証期間内だと思っていたら、お買い上げ日が2011年9月6日とある。保証期間は1年なのでたった2日の差で修理代金をたっぷり取られるはめになった。踏んだり蹴ったり天中殺で大殺界だっ!!