踏んだり蹴ったりだった2012年のカワハギ開幕戦だが、長い間の疑問が1つ解決した。カワハギシーズンになると、潮がどうなんてことを考えずに毎週出撃する。同じ船長の操船なのに、根掛かりだらけで苦戦したり、錘の着底した手ごたえが砂地だったり。潮の速さでポイントが変わる。
金沢八景・弁天屋は、初めて乗った船だが、カワハギ船の糟谷船長は、マイクで状況説明してくれるので面白い。「8時20分まで竹岡沖では釣れないので、ここで時間つぶしましょう」「今、1匹出ましたよ~、あ、もう1匹、今度は良型ですよ~」ってな具合に、要所要所でマイクパフォーマンス。中でもそういうことだったのか!と教えてもらってうれしかったのが、潮とカワハギのポイントの関係。「今日は潮動かないから、根の上しか攻められないのよ。ベラとかトラギス多いですよ~。潮が動けばねぇ~」というニュアンスで話されていたと思う。
根を直撃で攻める=ベラなどのゲストの猛攻を受けるということなので、潮の動いてない日はカワハギを釣るはずがベラ釣りになりやすいってこと。潮が流れれば砂地にポツポツと点在する根を広く探れるようになるらしい。小さな根なら根掛かりの危険性も低くベラの数が少ないので釣りやすくなる。かといって大潮だと錘が斜めに飛んでいく(集寄板付きの人とオマツリしやすい)ので、カワハギは中潮が一番のような気がする…と分かっても潮回りなんて気にせず、どうせ毎週通うんだけどね。
著者: へた釣り