8泊9日のNW伊豆合宿が終わった。いい年したおっさんが降雪のため竿を出せなかった元日を除いて、時間があれば釣りをしていたのだからあんたも好きねぇとしか言いようがない。もちろん行ける機会があればきっとまた行く。宇佐美の海をもっと楽しむために覚えておくことをメモしておく。
堤防での釣りに関しては、雪が降った1月1日の前後で、海の様子が全く変わってしまった。降雪前の前半戦は、仕掛けを入れれば何かが釣れるという状況。釣れてくるメジナ、カサゴともに数もサイズもまずまず満足のいく状態だった。クロダイもそのうち顔を出してくれるだろうという手ごたえだったのだが、雪とともに状況が一変した。その後2日間は魚がほとんど釣れなかった。宇佐美は小規模ながらも流入する河川が多く、山に雪が残り雪解け水が流れ込む間は水温が下がったままになるようだ。浅場のゴロタ場にある初津の堤防はその影響を顕著に受ける。雪が溶け切った最終日になると再び魚が釣れ始めたのだから、水温が著しく低下したときは釣り物および釣り場の変更を考えた方がよさそう。
釣り物変更の候補として気になっているのがカゴ釣りで狙うカマス。帰る日に聞いて知ったことなのだが、水温低下で大苦戦していた2日間も、宇佐美港とその少し東にある大崎堤防でカゴ釣りをしていた人は、カマスを大漁とまではいかないが、そこそこ釣っていたそうである。磯竿4号で50メートル程度投げられれば釣れるそうだ。カマスを泳がせて大物狙いもありと教わると、気にするなという方が無理である。カゴ釣りはやったことないが、比較的釣り場が空いている年末年始の宇佐美なら入門(キャストの練習)に適しているような気がする。1万5000円で買える遠投4号竿もあるようなので、取りあえずお試しで買ってみよう。リールはPE0.8号を巻いた投げ釣り用のリールを流用してみるつもり。釣ったカマスは合宿所で干物にして朝食にする!
冬のこの時期はやはり海が荒れる。予約したうちの3回に1回、ひどいときには3回に2回中止になることもある。遠征の釣りなので予約は早めに入れるため、天候を確認してからというわけにはいかない。船に乗りたい回数+1回、余裕を持って予約を入れておこうと決めた。全日好天なら1回多く船に乗ることになるが、乗り足りないよりは1回多く乗ってちょっと出費がかさんじゃったなぁとなる方が幸せである。
いろんな船に行くのが好きじゃないので宇佐美港は治久丸1船でいい。この時期の治久丸は、カワハギ、カイワリ五目、ヒラメ、オニカサゴ、アカムツで出船することが多い。へた釣りがこの中でやったことがないのはアカムツだけ。アカムツの道具さえ持って行けば、天気を確認してから「明日乗りたい」と飛び入り参加が可能になる。DEEP GAME 120-180+フォースマスター3000MKでできそうな気がする。仕掛けは船で買えるみたいだし、オモリさえ買えばせっかくの伊豆なのに船に乗り足りないときのもう1戦が可能になるはず。
防寒具はほぼ完璧になっていると思っていた。体のほかの部分の防寒が完璧になると長靴の底から足の裏へ、足の裏からふくらはぎへと伝わってくる冷たさを際立って感じるようになった。船上で足元が濡れて感じる冷たさとは全く質が違う。体を底冷えさせるような冷たさである。船以上に堤防では足元の防寒が大事だと思い知る。特に雪の日の翌日は、防寒靴下もつま先ガードも通用せず寒さが足の裏から駆け上がってきた。極寒用の10mm厚のハイパーサーマル長靴は東京湾の船用にはオーバースペックかなぁと買うのを躊躇していたが、堤防用にはちょうどいいかも。
ノギスケール125は計算通り、子供たちが面白がって自分でサイズを測ってくれた。ただし、凸凹がある堤防の上ではなかなか正確に測るのが難しい。ノギスケールを固定できる折りたたみ式の平な板を作ろうかなぁ。それほど大きな魚が釣れるわけでもないので、50センチくらいあればOKな気がする。大会じゃないので0.1センチまで正確に測る必要もないんだけどね。
著者: へた釣り