猛暑や酷暑を超えて「災害級の暑さ」である。釣りに行くために日の出前に玄関を出たら途端に汗が吹き出る。日差しを遮るものがない船上でこれから1日頑張ることを考えると少し萎える。でも、釣りには行きたいし、我慢して行く。災害級の暑さでも元気に釣りできる猛暑対策グッズを紹介。
日焼けをすると体力を奪われ疲れやすくなってしまう。夏でも長袖のラッシュガードは必須だと思っている。暑いさなかに長袖なんてと思われるかもしれないがUVはカットしてくれるが生地自体は薄でなのでラッシュガードのせいで暑くなるとは思えない。Tシャツなどだと汗が乾きにくく不快に感じることがあるが、ラッシュガードは速乾性が高いのでむしろ快適に感じる。
首から上は太陽の日にさらされるので日焼け止めは必ず持って行く。釣っている最中に日焼けしているかもと(ジリジリとした感触を)感じたら追加で日焼け止めを塗布できるようにスプレータイプの物を愛用している。コマセや魚のウロコが付いた手でクリームを延ばして顔に塗り付けるのは嫌だ。日焼け対策で忘れてはいけないのが目と唇。目は偏光グラスでガードしているがサイドからの日差しの浸入を遮断するために100円ショップで買えるオーバーサングラスのレンズを外して併用する。唇はメンソレータム ディープモイストで守る。唇は日焼け対策を忘れがちだが粘膜なので日焼けすると痛むぞ。
暑さへの対策は濡らすと冷えるタオルや叩くと冷却効果があるバッグなどいろいろ試したがひんやりシャツシャワーストロングに落ちついた。暑いなと感じたらラッシュガードが軽く湿るくらい吹きかけるとひんやりどころかちょっと寒いかもというくらい湿めらせた部分を中心に冷やしてくれる。体の前面と背面、そして股間(男性は問題なしと実験済み、女性だと???)にスプレーすると体全体が冷却されていることを実感できる。昨年から使い始めて手放せなくなっている。
熱中症対策で最も冷却したい場所は頭。ひんやりシャツシャワーストロングは衣服の上から吹きつけるようにと但し書きがあるため頭部や首に直接噴霧することができない。ひんやりボディシャワーを併用している。頭のてっぺんに一吹き、首筋にも一吹きするとかなり具合がよい。頭にかけるなんて髪の毛に悪影響はないの?と心配になるが、今のところ吹きつけた場所だけ薄毛が進んだということはない(と思う)。
飲み物は麦茶を2リットル。凍らせて持って行く。100円ローソンで売っている1リットルのペットボトル2本がいい。クーラーから1本ずつ取り出して飲めるので、長い時間冷たい状態で飲むことができる。また、このサイズのペットボトルは船べりに置きやすいのがうれしい。麦茶の原料の大麦には体を冷やす効果があるそうで、冷え過ぎた麦茶を飲むのは危険なんてことが書いてあることも。炎天下の船上という異常な状況では凍らせた麦茶くらいがちょうどいいのではと考えている。
塩分補給にはカリカリ味梅を5個くらい持って行く。梅干しには菅原道真の呪いで釣りには禁忌という迷信もあるが、気にしない。発汗によって失われる塩分を補給するこができるだけでなく、クエン酸やリンゴ酸が乳酸を分解してくれ疲労回復の効果も見込める。釣りで傷めやすい腰痛や肩こりなどの緩和にも役立つとあるのもうれしい。梅干しの酸っぱさは釣りがうまくいかずに悩んでいるときの気分転換にもいいような気がする。
著者: へた釣り