よく竿を折るし、リールの内部が汚れ放題になっていたりするけれど、メンテナンスをやってないわけではない。むしろ他人より念入りにやっているつもりだったりする。NW伊豆合宿の荷物が届く。早速おかたづけを始めたのだが……心が折れそうになる量。長期間放置する物ほど念入りに。
クーラーだけで3つある。宇佐美の合宿所は冷蔵庫が小さいので、一番大きなイグルーの58Lクーラーは冷蔵庫代わり。海水氷を作って釣った魚を保冷するのに使う。シンプルな作りだが保冷力が極めて高く、4~5日なら氷がちゃんと残っている。二番目のクーラーはいつも通り船釣りに持って行く。三番目のクーラーは餌の保冷用。オキアミブロック2個と付け餌を保管しておくのに使う。あまり保冷力は高くないがオキアミの3キロブロック2個と付け餌を2~3日はキープできる。クーラーは水を張ってキッチンハイターで除菌・消臭。強めのジェット噴射で洗い流して乾けばおかたづけ終了。
バッグ類が実は一番面倒。ある時期まで塩ガミをさほど気にせずにジッパー付きのバッグを買っていた。よく洗ったつもりでも少しずつジッパーの引き手部分に固着が発生していく。とにかくよく水を掛ける。ジッパー部分はお湯で洗う。そして最終兵器が「SALT-AWAY」。固着しそうな部分に吹き付ける。リュックやロッドケースは半年から1年、放置することになるので念には念を入れて、水、お湯、SALT-AWAYで3回洗う。次に使おうとしたときにジッパーが開かないカバン(何度か経験あり)ほど、イラッとさせる物はない。
磯竿と玉網の柄も固着が怖いので念入りに水で洗う。これも最短でゴールデンウィークまで出番がないので、固着するのが一番怖い。時に磯竿の穂先の周りに塩を残すと次回竿を伸ばそうとしたときに折れるかもと不安を覚えることになる。伸ばして縮めての2往復シャワーで洗い流し、再度伸ばす時に「ボナンザスプレー PRO-100」というフッ素コート剤を塗布していく。軽い仕掛けを使うウキ釣りでは竿表面への糸のベタツキは釣りづらさに直結する。フッ素コート剤を塗布しておけばベタツキはかなり抑えられるような気がしている。再度竿を縮めるときに乾いたタオルでフッ素コートを薄くのばしつつ拭き取っていけばメンテナンス終了。作業が両手ふさがりっぱなしなので写真を撮れない。
リールはドラグを締めてシャワーで1個1分を目途にきれいに洗い流す。スピンニングリールはスプールを外して軸の部分とハンドルの取っ手部分、ラインローラーにオイルを挿す。シマノのリールには内部に注油するための蓋があるので、蓋を外してちゃんとオイルを挿しておく。両軸(電動)リールもレベルワインダー、ハンドル、メカニカルブレーキにグリスを挿す。エアドの内部を見て懲りたから、分解するかというと、怖いのでやらないw あとはウキやオモリなどの小物類をきれいに洗っておかたづけ終了。
著者: へた釣り