痛風再発し揺れる船上で踏ん張ると激痛!! でもクロムツ8匹釣行で、クロムツ以外の魚は小さなユメカサゴが2匹釣れただけでシロムツは1匹も釣れなかった。船中、釣れてなかったわけではなく舳の名人のバケツはむしろシロムツ優勢。意図せず釣り分けに成功してる? でもどうしてだろう?
クロムツとシロムツならクロムツの方がうれしいから釣り分け大成功♪、と難しく考えずにただ喜んでればいいのだが、理由が分からないというのはどうにも気持ち悪い。ウィリーでも、意図的にサバやチダイをかわしてカイワリの釣り分けに成功するとちょっぴり釣りが上手くなった気がする。そういう自己満足でしかないささやかな一歩が、釣りの楽しみだったりする。それでは、クロムツとシロムツの釣り分け方の仮説を立ててみる。
たぶん違うなという気はするが、舳の名人はユメカサゴも結構釣っていたので、低めのタナをスローに誘っていた気がする。へた釣りはオモリを5~8メートル切って誘い下げていたので、底付近のシロムツの泳層に仕掛けがあまり入ってなかった? もっと低いタナにいるはずのユメカサゴは2匹釣れているので1匹も釣れないというのはおかしい気がする。
今のところ一番有力なのはこれ。オモリが着底したら一気に5メートル以上底を切るため、ゆっくりとエサが上方に動いていくという誘いがへた釣りの釣り方にはない。クロムツが上方を意識してエサを見つけると下から食いついてくるのに対して、シロムツは目の前を横切ったエサに食ってくるだけだとすると、誘い下げだとシロムツは釣れにくいという説明がつく。
エサは少し身が残した鮭皮を7~8センチくらいの長さに切った物を主に使用した。長さは船宿支給のコノシロの短冊と合わせたので、エサの大きさのせいでシロムツが食ってこなかったということはないと思う。鮭皮はコノシロやサバに比べ魚にくわえられても噛みちぎれない。歯が鋭いわけではないシロムツはもしかすると鮭皮は飲み込みにくいから嫌い?
ほかに何か釣り方に違いがあったかと考えると、仕掛けが少し違うことに思い当たる。へた釣りの仕掛けは枝ス70~80センチで枝間150センチ、捨て糸なし。枝スが一般的な仕掛けより少し長めなのと、投入のしやすさ優先で捨て糸がないのが特徴。あまり可能性は高いわけではないが、枝スが長かったり捨て糸がなしだと、シロムツは食ってこない?
次回、東京湾口クロムツ釣行では4つの仮説を検証するために、少しだけシロムツ狙いをしてみようと思う。クロムツは熟成させた方が美味しいので釣ったその日は食べられない。天ぷらにすると美味しいシロムツは釣行日の晩酌用に何匹か釣れてくれるとうれしかったりする。シロムツ狙いの釣り方でならシロムツが混じれば釣り分け法が確立する。
著者: へた釣り