高速からスローなシャクリまで魚種によってどんなシャクリに反応するかというデータは頭に入っている。遠征ウィリーで狙って魚を釣り分けるのはわりと得意だと信じていたが…復活の日釣行では全く通用せず。五目のポイントではイサキばかり釣り続けた。枝スが短すぎたせいかも。
枝スを5センチと短くし、ビシを動かすのに合わせてウィリー針もキビキビと動かす。イサキやカイワリ狙いのウィリーではこの作戦が上手くいっている。短い枝スの仕掛けで高速でシャクることで、剣崎沖ならアジなど、宇佐美沖ならチダイやサバなどをかわしやすく、イサキやカイワリなど狙っている魚だけを選んで釣ることができる。シャクリを遅くすれば、アジやチダイ、そしてサバも釣れるようになる。枝ス5センチの仕掛けが万能と信じて、短い枝スの仕掛けばかり作るようになっていたが、チダイなどスローなシャクリで狙う魚は、ウィリーに食ってくることは稀で、先針のオキアミにだけ食ってくる。狙っている魚ではないのでイサキやカイワリ釣りのときはそれで構わないのだが……。
遠征ウィリーのターゲットは、魚種多彩を理想とする五目釣り。船中、チカメキントキやオキメバルが釣れていたのに、イサキしか釣れないとなると敗北感があるし、何か釣り方を間違えていると考えるほかない。枝スが短すぎて、スローなシャクリにしか反応しないチカメキントキやオキメバルはオキアミ一粒で勝負していたのでは?と思い当たる。ほとんどの人は市販のウィリー仕掛けを使っており、枝スの長さは10センチ以上のことが多い。魚種多彩を狙うなら、速いシャクリに反応するイサキやカイワリ用の短枝ス仕掛け、遅めのシャクリで狙うオキメバルやキントキ用の並枝ス仕掛けを両方持っていき、欲しい魚によって仕掛けを付け替えると釣り分けしやすくなる気がする。次回試してみよう。
著者: へた釣り