2017年の剣崎沖イサキはとにかく楽しかった。1シーズンで1匹釣れれば御の字な尺級のイサキが6匹も釣れたし、7釣行で束超えが2回。平均釣果で68.9匹なんだからウリダメ宣言されるわけだ。好況すぎてあまり難しく考える必要はなかったシーズンだがいくつか試してみたことをメモ。
数釣りを狙えるようになったら、イサキは狂ったようにコマセカゴめがけて突っ込んでくる。その証拠に一番上の針にはイサキが必ず掛かっている。仕掛けの全長を短くし、コマセカゴに近い位置にウィリー針を近付けたショート仕掛けなら針数を付けるまでに必要な時間を短縮できるし、仕掛けの取り回しがよくなるので手返しもよくなる。枝間40センチ、枝間50センチの2種類の仕掛けを試したが、40センチは失敗作だった。1番目の針と3番目の針、2番目の針と4番目の針、1番目の針と4番目の針といった具合に離れた針で一荷は発生したが隣合った針にイサキが掛かることがほとんどなかった。一方枝間50センチなら針数パーフェクトを何度か達成しているのでショート仕掛けでも枝間は50センチ取った方がよさそう。45センチならどうか…一度試してみる価値はあるかな?
イサキに関してはオキアミは小粒な物の方が圧倒的に食いがよいことを知った。単に大きなオキアミを使いきってしまい、小粒な物を使ってみたらという怪我の功名的な発見だったが、エサのシルエットを小さくしてみると、それまでオキアミにも食い渋っていたイサキが急に食ってくるようになった。イサキにはSサイズやMサイズのオキアミがちょうどいいみたいだ。
イサキ釣りの道具は何年も同じ物を使い続けているが、今季は「デトネーター タイタンライト ジュエル シマノ用」が何かの間違え?という安値で売られていたのでリールのハンドルだけ換えた。すばらしかった。軽い力でハンドルを回せるし、回している最中も実に滑らかな感触。リールを巻く方の手(へた釣りの場合は右手)の疲労感はほぼなしというレベルにまで軽減された。シャクる釣りは1日中、ハンドルを放さずに操作することになるのでこの操作感の向上はものすごくうれしい。
著者: へた釣り