標津沖の小突きカレイを1戦、釧路沖の北海道根魚五目を2戦楽しめた2017年の北海道遠征。小突きカレイは船がグラグラ&潮尻への対策が必要。根魚五目はアオゾイこそゲットできなかったが、大型のマタラやヤナギノマイが大漁だった。こちらも2、3気付いたことがあったのでメモしとく。
年に数戦しかやらない釣りだからこそ、その都度メモを残しておかないと、翌年にはどんな釣りだっけ?というところから始めることになり、釣りの深化がない。年に数戦しかできなくても、少しずつは上達したい。北海道での釣りは魚影が濃いので、難しいことを考えなくても釣れるときは釣れるが、魚の機嫌が悪いときにはちょっとした技の差が釣果の差になることがあるように思う。
強風で船がグラグラすると、テンポよく小突くのが途端に難しくなった。思ったように小突くのが難しいときは無理して雑な小突きをするよりは仕掛けを長めにして小突きもスローにした方が魚信が多くなるように感じた。仕掛けの全長を変えるためにハリスの長さを変えた替え針を何種類か用意していくと、様々な状況に対処できるようになる。
カレイは底棲魚なのでどうしても潮先有利の釣りになる。これまでは釣り未経験者の人が船上に多かったので潮尻になってもなんとでもなったのだが、3年目になるとみんな上手くなってきており(特に今年は子供2号に根こそぎやられた気がする)、潮尻になったときに対策が必要だ。キャストができるタックルを持って行った方がいいかも。
北海道根魚五目は一昨年あたりからバルーンサビキにサバ短などの身餌を付ける人が増えてきた。個人的には身餌は重いのでサビキの動きが悪くなり、食いが悪くなるような気がして使わないようにしている。北海道の師匠もこれには同意見で「餌を付けるとアオゾイが食わない」と言っていた。船中で唯一人、それも3匹もアオゾイを釣った北海道の師匠の言うことなので説得力がある。その一方でサビキに臭いを付けるラバマックスは効果があった気がするので、サビキの動きに影響を与えない小さなイカ短などは試してみる価値はある?
活性が低いときは誘い過ぎないのが大事ではないかと思い始めた。というのも、魚信が欲しくなって仕掛けを動かしすぎると、食ってくるのはマタラばかりという傾向が明らかにあったと思う。ヤナギノマイを狙う(本当はアオゾイを狙うと書きたいけど…)なら動かしすぎないのが大事な気がする。低活性時はゼロテンションから少しタルマセ気味にすると一番下の針にヤナギノマイが食ってくるという作戦は今年もうまくいった。
釧路の港は、沖に防波堤がたくさんあるので、よほどの強風が吹いてなれば堤防でなら釣りはできる。船が出船中止だったとき用に、シシャモを釣ろうと考えていたのだが、7月20日に釣り具店で釣果情報を確認したが、まだ接岸していないようだった。昨年は北海道遠征時に釣れていた記憶があるので、その差は?と考えてみると、なんてことはない昨年は7月29日から8月の頭にかけて遠征していた。毎年同じ日に接岸というわけはなうのだろうが、北海道遠征が遅ければ遅いほどシシャモ釣りができる可能性は高そう。盛期は10月や11月みたいだ。
「チカ・シシャモ」用のサビキ仕掛けが売っているのは確認済み。針のサイズはアジ針の7号から8号くらいがいいようだ。磯竿の2号から3号くらいでオモリは8号くらい。コマセカゴを付けて釣るというよくあるサビキタックルなので釣り方に迷うことはなさそう。北海道流でサビキ針にアオイソメを付けるなんて説明がされていることもあるが、普通のサビキでまずはやってみようと思う。
著者: へた釣り