尺級5匹込みで21匹! 剣崎イサキの釣り方思い出した?では、久里浜沖でほとんど魚信を出すことができず出遅れた。剣崎に移動してからはほぼ途切れずに魚信を出せたので、同じ釣り方ではなく久里浜イサキの釣り方を考える必要がありそう。ヒントは横で釣っていた人がくれていた。
他人の釣果は気にしないフリをしているが、近くの釣り人が何匹くらい釣っているかは横目でしっかり見ている。明らかに差があるときは、釣れている人の真似をすることもある。久里浜沖では右隣の人がイサキを9匹に対してへた釣りは5匹しか釣れず、完全に出遅れていた。久里浜のイサキは群れの上に船をつけてもビシを落すと散ってしまい、コマセを振っていると戻ってくることもあれば戻ってこないこともあるという状況だった。戻ってこないときはタナにビシを早く落した人勝ちだったが、群れが再び入ってきたときにイサキを物にできていたかいなかったかが右隣の人との差だと思う。
へた釣りの釣り方は常時船下にイサキの群れがおり、その中から食い気のある個体を上へ上へと誘いあげてくる縦の釣り。ウィリーシャクリはそういう物だと信じている。この釣り方だと群れが出たり入ったりしていると魚が全く注目していないタナで誘いを入れていることになるし、群れを寄せる横方向へのアピール力は弱い。高めのタナで誘ってもいきなり高いタナに魚が入ってくるとは考えにくい。指示ダナの下限(上からのタナ取りなので指示ダナより下に落すのは禁止)から仕掛長分でネチネチとコマセを撒くのが正解な気がする。この場合、付けエサのオキアミは大きいほどアピール力があるようで、隣の人はほとんどオキアミで釣っていた。
タナの下限をネチネチといっても、魚が入ってくるタナにビシを置いておくのは厳禁(船長に怒られる)なので、例えば28メートルから22メートルが指示ダナなら、28メートルまでビシを落したらすぐにフワフワと30センチ刻みで3回くらいコマセを振り出して、コマセの煙幕を少し濃いめに作って、近くにいる群れにアピールする。以降は50センチ刻みで4回くらいシャクって誘ってみる。待ち時間5秒くらいの超スローシャクリだとコマセに気づいて近づいてきたイサキを怖がらせずに仕留められるのでは? と妄想している。
著者: へた釣り