2012年も夏から秋に北海道に2回、西表島に1回、遠征釣行をする予定。7月の北海道はアオゾイ&マダラ狙いの根魚五目、9月にはアキアジ求めて陸と船。10月には西表島でGT含む大型青物を狙う。この3回の遠征で大活躍してくれそうなのが「ディープゲーム 120-180」という新竿。
シマノ「ディープゲーム 120-180」のメインターゲットは、500グラムのジグを使う電動ジギングでのマダラ、200号~250号の胴突きサビキ仕掛けで狙うアオゾイ、ヤナギノマイ、ウサギアイナメ。そして船アキアジの胴突き釣り。へた釣りが北海道の釧路に遠征してやる船釣りの全魚種、全釣法に対応してくれている。北海道以外では、西表島でグルクンなどを餌に大型青物を狙う泳がせ釣りに使えそうだし、東京湾や伊豆でも片天秤仕掛けのオニカサゴ釣りに流用できるとある。年に数回、北海道で根魚五目をやる予定なので、買っておいて損はない竿のはず。
全長は180センチで自重は240グラム。竿を手に取った感触は、「250号までと高錘負荷の竿なのに思っていたより軽いな」だった。昨年まで使っていた同じ長さのグラスソリッドロッド「ディーオ 2 200-180」に比べると圧倒的に軽い。もう1つ気にいったのは竿置き用のクランプを装着する部分が滑り止め付きの金属パーツでできていたこと。実際にクランプを嵌めてみたが、固定力がかなり高く、ちゃんと絞めておけばずれることはないと思われる。ディーオ 2を北海道根魚五目で使うとこの固定部分が回転してしまい、直さなければならなかった。ガイドはKガイドなので、糸がらみしにくく感度もいいはずなのだが、まぁこの釣りは感度はそれほど必要ではないので、250号の錘を投入する時に糸がらみして竿が折れそうになることが減ることに期待。
釧路・繁栄丸で使われることが多い、250号(100号×2+50号)を実際に竿先に吊るしてみたのだが……竿だけなら軽く感じても、さすがに重い。7:3の先調子なので、ちょうど竿先から3分くらいまでが緩やかに曲がり、胴まで少し入るようになる。負けているという感じではなく、胴はちゃんと張りを残しているので、根掛かりを避けながら針数コイノボリ狙いで操作しやすいし、低活性時の誘い、シャクリもしやすいと想像される。気になるのはマダラ混ざりでアオゾイ鈴なりになったときにどこまで胴が追随してくれるかってことだが、こればかりは魚を掛けてみなければ分からない。
西表島での泳がせや伊豆でのオニカサゴは80号~100号くらいの錘を使う。錘を掛けただけの状態では、竿先が少しオジギしているだけ。大型青物狙いの場合、食い込み云々よりも掛けたあとのリフトパワーが問題。竿に余力はありそうなので、ミシミシ悲鳴を上げるくらいの大物を掛けて竿の限界に挑戦してみたいものだ。オニカサゴは、釣ったことがないので、この竿が適しているのかどうか……よく分からない。でも、まぁシマノが対応していると書いているのだから、今度ヒラメ釣りに行くときに、お土産狙いのお遊び竿として持って行ってオニカサゴを狙ってみようと思う。
著者: へた釣り