ほぼ尺記念♪にイワシメバルのこうかな？メモを残しておく

イワシメバル愛好会にお誘いいただき始めたカタクチイワシを餌にした超ライト泳がせで良型メバルを狙うイワシメバル。3戦目にしてようやく東京湾奥のエビメバルでは滅多に出会うことができないほぼ尺メバルに出会うことができた。何かを掴めたわけではないが、こうかな？メモを残す。

●仕掛けは枝間120センチの2本針仕掛けで幹1.5号・枝1号で作る

仕掛けは市販の物を購入できるなら市販の物で十分だが、都内の釣具店ではなかなか手に入らない。胴突き2本針で簡単に作れるので探すより作った方が早い。全長2.5mメートルで一番下にオモリを付けるスナップサルカン。その上60センチ・180センチの位置にスーパー回転ビーズSSを結んで枝スを出す。幹糸は1.5号。針はG-HARD V2メバル10号。竿が柔らかいためナノスムースコートの貫通力が大事な気がする。枝スはフロロ1号で70センチで結んでおく。回転ビーズに通して結び目を作ると枝ス長65センチくらいになる。一度失敗しても枝スを60センチは取れる。

●イワシは下顎の硬い部分を刺して上顎に抜き吻の中央から針先

餌付けは、カタクチイワシをしっかり掴んでまずは下顎の硬い部分から針先を入れる。そのまま上顎に刺し抜いて、針の形状を意識しながら吻の中央から針先を出すようにする。なるべくイワシの中央を通すのが大事だ。極端に偏るとイワシが変な動きをするようで、幹糸に枝スが絡みつく原因になる。弱らせないように付けた方がいいのだろうが、少しくらい弱ってもいいからしっかり付けることを優先する。道糸を弛ませておいて上針から装餌し付け終えたらすぐ海に入れる。下針も装餌できたら仕掛けを投入する。イワシは一度仕掛けを回収したら2匹とも交換するのが正しい気がした。

●タナはオモリを底から60センチ切る。太極拳の動きで底を取り直す

仕掛けを投入したら水深がだいたい分かっているなら着底前にサミングして速度を落とし、オモリが底に激しくぶつからないにする。ブレーキをかければ根掛かりも減る。オモリが着底したら60センチ底を切る。枝スの位置は底から120センチ、240センチ。よく1メートル底を切ると解説されているが、それは海底に藻があったときのタナ。海水温上昇によって藻がほとんどなくなってしまっているので1メートル底を切ると魚信がほとんどなくなる。泳がせ釣りだから誘いは不要というわけではないと思う。海底が凸凹していて水深が変わるので20～30秒に一度竿を下げて底を取り直す。このときもオモリを海底に激しくぶつけないように注意し、超スローな太極拳の動きで誘う。

●“メバルは竿で釣る”は本当。穂先がしなやかならすぐ食い込む

竿はイワシメバル用であることが望ましいと思い知った。昨年までエビメバルで実績のある竿で釣っていたが前魚信があってもメバルの引き込みに穂先の曲がりが追い付かず、違和感を感じたメバルにイワシを放されるということが何度もあった。リアランサーメバル S300ならメバルの引きに合わせて勝手に穂先が曲がっていき、曲がり切る前に針掛かりしたメバルが強烈に穂先を引き込んでくれるようになった。メバルといえば最初の引き込みの強烈さが特徴だが、その引き込みさえも勝手に穂先が曲がり込んで吸収してくれる。最初の一撃を凌げたら竿を持ち上げしなやかに曲がる竿のタメを利用してゆっくり巻いてくれば海面にメバルが浮いてくる。

●取り込みはハリス切れが怖いのでタモで確実にが正解だと思う

磯竿のようにしなやかに曲がるイワシメバル竿で難しかったのが、実は取り込みだったりした。良型だと抜き上げるは難しそう。仕掛けを掴んで手繰って船に入れようとすると、海面で暴れられてバラしてしまった。枝スは1号なので抜き上げ時に切れる可能性もある。25センチ超えの良型メバルは無理せずにタモですくうのが正解？　抜き上げに不安がないサイズの魚なら竿の中央あたりに手を添えて、えいやと抜き上げる。竿の挙動が磯竿に似ているのでリールシートだけ持って重い魚を抜き上げるのは穂先破損の可能性がある気がする。次回イワシメバル釣行時には、近くにタモを用意してから釣り始める。