釣りに行けない日は仕掛けを作る。ウィリー仕掛けは作るのに時間がかかるため近々に釣行予定がなくても作りためておく。本日はカイワリ五目用のウィリー仕掛けを作った。市販の仕掛けに類似品がない工夫ありの仕掛けだ。実績もあるので眉に唾少なめでOKなへた釣り印の自信作。
ウィリーでの釣りはカイワリ、イサキ、そしてオキメバルをメインに狙う遠征ウィリー五目などをやるが、仕掛けもそれぞれ別の物を用意するようになった。カイワリは口が膜状で弱くいいところに掛かるようにしたいためアジ船頭という針を使うようになった。アジ用の針なのでムツ針系で口の硬い場所に掛かりやすい。ひねりなしなのでウィリー針が変な動きをしにくいのも気に入っている。やや細軸で軽量なのもいい。
ウィリーの色はあまり気にしないが、ピンク、白、オレンジは必ず入れる。いずれも水深が90メートルくらいと深いポイントで実績があるカラーだ。ウィリーは4本針なのであと1本は青、黄、クリーム、茶などを巻いているがどの色なら食ってどの色のは食わないという偏りはあまりないような気がしている。夏場などで水深が浅いポイントを攻める場合はオレンジを外して383Bというイサキでも使う緑を入れる。
ウィリー針の4本は枝スとして出す。枝ス長は重要でカイワリの活性がよいときはどんな長さでも食ってくるが活性が悪いと枝スが長く不自然な動きをするウィリーには食ってこなくなる。枝スの長さの最適解を探す実験をずっと続けてきたが5センチがよいという結論にたどり着く。枝スが10センチ以上ある市販仕掛けで釣っている人がほぼ沈黙しているすぐ横でシャクれば魚信るということもある。枝スを出す位置はサルカンから80センチ、140センチ、200センチ、260センチ。
ハリスはフロロ2.5号を使う。細いほど食ってきやすくはなるが2号だとマダイやチダイ、イナワラと思われる魚が食ってくると切られてしまったことがあるので2.5号に落ち着いた。仕掛けの強度を落とさないために枝スは幹糸に結び目を作らずに済む編み込みで出すようにしている。手間はかかるが8の字結びで枝スを出した3号の仕掛けよりも強度があると感じている。
幹糸に結ぶ下針はオキアミを付けられる空針にする。ナノスムースコートされたケン付真鯛の7号が船宿で配られるオキアミのサイズにちょうどよい。針の重さを消してオキアミの動きを自然にする真鯛フロートSの夜光を通してから330センチの位置に針を結ぶ。速めのシャクリにカイワリが反応してくれずウィリーに食ってこないときは空針に付けた一粒のオキアミで勝負することになる。サバがうるさかったり、カイワリがウィリーに好反応のときは手返し優先でオキアミを付けずに仕掛けを投入する。
著者: へた釣り