釣りが中止になった今週末の天気予報の解説で「メイストーム」という4月下旬から5月初旬にかけて台風並みの暴風が吹く現象があることを知った。言われてみれば、ゴールデンウィーク後半とその翌週は釣りが中止になっていることが多いと気付く。日本海側で40メートル超の風が吹く年も。
初夏の暖気と冬の寒気がぶつかりあって気団の温度差が非常に大きくなることで、日本海で低気圧が急激に発達して荒れた天気になるという仕組みらしい。風は高気圧から低気圧に向かって吹くので日本海に低気圧があると太平洋側は南風が吹くことになる。日本海の低気圧が発達すればするほど風は強くなり、南風強風とそれにともなうウネリで関東でも釣り船が出船できないほどに海が荒れてしまうようだ。でも、待てよ…来年も稲取沖のアカムツはゴールデンウィーク明けの5月初旬の予定。2年連続でメイストームに当たらないことを祈るしかない。
著者: へた釣り