大きくなりすぎると…という魚もいるが、魚は基本大きければ大きいほど脂の乗りがよくなり美味い!! 相模湾での自己最大、40センチ・1.3キロのオニカサゴを鬼の形相鍋にしていただいたが、うっとりしちゃうほどに美味かった。煮あがった頭を崩すと現れる頬肉はたっぷり量があり最高だった。
きれいに洗って焼いた頭と中骨をしっかり煮込んで取った出汁でお野菜やお豆腐を煮込む。頭はお鍋の真ん中に置いておく。鍋の蓋を取った瞬間に煮あがって真っ赤になったいかついお顔とご対面。子供たちにウケて以来、大きなオニカサゴが釣れたときに必ずやる鬼の形相鍋である。旨みたっぷりのお出汁で身をほくほくに煮て、ポン酢で食べる。上品な脂を蓄えた身は皮まで美味い。しっかり出汁を纏ったお野菜やお豆腐もこれだけでお酒を四合ぐらいイケちゃう美味さ。最後に頭をお皿にとって、頬肉をほじくり出す。オニカサゴの身で一番美味しいのはここな気がする。〆は吉田のうどん。お出汁は残さず飲み干す。
著者: へた釣り