毎年12月になると、ふるさと納税の残り額を計算する。今年はあと1万円くらいふるさと納税できる。お刺身用の包丁をゲットしようと調べてみると、出刃包丁と柳刃包丁が2本セットになって1万円くらいの物が見つかる。妻にこれどう?と聞いてみると、「面倒だから2本もいらないよ」と言われる。
出刃包丁は魚の頭を落したり三枚におろしたりするのに使う硬い物を切るのに適した分厚い刀身が特徴の包丁だ。一方の柳刃包丁は三枚におろした身をひいてお刺身にするための長い刀身が特徴の細身の包丁だ。この2本を適切に使い分けることによって、お刺身の美味しさがアップするんだそうだ。と、妻に説明しても「いらない」の一点張りで取りつく島もない。「包丁2本あれば美味しく作れるんなら自分でやれば」と言われてしまうと、自分で魚をおろす気も自信もないので引き下がるしかない。
1本だけゲットするなら、出刃包丁かな? 柳刃包丁かな? と調べてみると、身卸包丁という、出刃包丁よりも細身かつ刃が薄く出刃と柳刃包丁の中間のような包丁がよいみたいだ。骨が硬い大型魚でなければ、身卸包丁で骨も十分に断ち切れるし、お刺身を引くこともできるようだ。ふるさと納税で入手できる身卸包丁を探してみると…あるにはあったが1万円で手に入る物は見当たらない。位置づけ的には出刃包丁と柳刃包丁を持っている人が更に一本、身卸包丁もという位置付けみたい。基本の2本より製造量が少ないのか購入しようにもちょっとお高め。
著者: へた釣り