お仕事の取引先があるため、年に一度は呉市・倉橋島に行く。なんでも、広島西部で最も優れた釣れる島なんだそうだ。ただし、昼間は仕事で埋まっているため、竿を出せるのは夕方以降。夜釣りで何かいい釣り物はないかと調べてみると、堤防からのべ竿でメバルが釣れちゃうらしい。
取引先の社長はへた釣りが釣り好きだってことを知っているので、「釣具持ってきてもいいですよ」と言ってもらってはいる。でも、新幹線で品川から広島まで釣具を持ち運ぶのは正直面倒だし、仕事道具より嵩高い釣り道具を抱えて、出張に行くのはちょっと気まずい。カサゴなどが狙える穴釣りの道具なら仕事用リュックにこっそり忍ばせておけるが…もっと倉橋島らしい釣りはできないかと探すと、堤防からのべ竿でメバルが狙えちゃうらしい。東京湾では絶滅寸前のメバルだが、倉橋島では魚影が濃く、生き餌を買わなくてもエビを模したルアーやサビキでも十分食ってくるようだ。ダイワの「夜凪メバル 硬調53」が1万5000円くらいで買える。仕舞寸は114センチなのでこれくらいなら、取引先の社長が預かってくれる気がする。仕掛けなどはその都度持って行けば、釣りができる。
著者: へた釣り