明日の金沢八景・一之瀬丸の感謝デー釣り大会カワハギの部でよほど悔しい目にでも遭わない限り今季のカワハギは終了。ほかの愚策が裏切ることはあっても、こいつだけは絶対に裏切らないハギポンアサリを仕込む。尺ハギ狙いで熊本産の大粒アサリを少し締めてからハギポン漬けに。
カワハギは数より型。数は安定しても型は運次第という人が多い中で、へた釣りに関しては数は魚の気分次第だが型は安定している。大きさは選べないが、船中で釣れるカワハギのうち上位3位に入るサイズは必ずといっていいほど手にしている。型勝負の大会でしぶとく賞品をもらい続けている嫌なヤツなのである。今季のカワハギ釣りのテーマは同船したほかの人からあいつの顔は見たくないと嫌がられる悪人面を目指すだったが、型狙いでカワハギ釣りを楽しんでいるうちは、悪人面には見られないってことが分かった。だからといって数修行に励むほどに悪人面になりたいわけではないので、来季以降もデカハギ狙って愚策を練る阿呆面を続けることにする。
今季、残念なのはいまだ1匹も尺ハギを釣っていないこと。なぜかいい確率で尺ハギだけはすぐ横の人にもっていかれる。明日の大会の目標は尺ハギ!! いつも以上に大粒の熊本産アサリを買ってきた。人間様満足サイズの大粒アサリは水管を切り捨ててベロを刺して針先をワタで止めるという装餌法になるのでベロの硬さが大事。ハギポン漬けにする前に「バクバクソルト」で締めておく。この締め粉にはフェロモン系特殊誘引剤が入っている。食べ物にフェロモンとは……ノーパンしゃぶしゃぶみたいなもんか? だとすれば絶倫で大型のオスが釣れそうな気がする。あとはいつも通り、グルタミン酸4:グリシン2:アルギニン2:プロリン1:アラニン2で白い粉を調合する。
著者: へた釣り