もともとコミュ障気味だし、釣りに夢中になるとさらに無口になってしまうので、釣行は一人電車でむっつりとということが多い。2022年に限れば、いろんな人に釣りに連れて行ってもらえた。おかげで初めての釣りにも挑戦できた。2022年のへた釣りの漢字は「伴」がふさわしい気がする。
連れて行ってもらったどころか、道具の使い方から仕掛けの投入、魚の取り込みまで何から何まで面倒をみてもらったのが、深場の勇者様との新島キンメ釣行。前泊して釣りに行くのも初めてだったのでドキドキしていたが、2キロのキンメダイをゲットして楽しかった。勇者様にはほかにもヤリイカ、アマダイ、シマアジなどにも連れて行っていただき、ご迷惑かけっぱなしだ。
何から何までお世話に…という意味では異次元A居さんにお手間を取らせたエギタコ初体験が印象に残っている。五十をすぎたおっさんがタコに触れずにキャーキャー黄色い声をあげているのに隣で付き合わされただけでなく、タコを外したり袋に入れたり、持ち帰る前の下処理まで全部やらされる羽目になったA居さんには感謝しかない。白い粉と黒い液を渡して来年もよろしくとお願いしてあるが、懲りてないことを祈るしかない。
行ってみたかった萬栄丸の半夜クロムツ釣りに行けたのはラーク名人のおかげだ。東京駅からバスの乗って船宿で一泊すればなんとか釣行できるとは調べてあったが、実際に行くとなると億劫になっていた。ラーク名人からお声をかけていただいてようやく行けた。それも2回連れて行ってもらって2回とも自己最多を更新できたのであるからラーク名人様様である。ラーク名人とは雷雨のオニカサゴ釣りなどもご一緒した。
やってみたかった釣りを初体験できたのはイワシメバルもだ。中川名人が立ち上げたイワシメバル愛好会の仕立てにお誘いいただいた。電車釣行のため駅まで迎えにいただいたり、出船時刻を少し後ろに倒してもらったりとご迷惑をかけた。残念ながらイワシに食ってくる良型メバルをゲットとはならなかったが、東京湾での仕立て船初体験でもあった。
著者: へた釣り