東京湾のLTアジの釣果がここにきて上向いてきている。半日船で30匹、一日船なら50匹超えが珍しくなくなってきており、カワハギシーズンの本格化の前に一度行っておきたいのだが、なんとなくウィリーシャクリを応用した釣り方で狙うとLTアジが理にかなった釣りになる気がしている。
カワハギが開幕したら毎週通うのが例年のパターンなのだが……開幕戦で折れた穂先の修理のために竿が入院中。今週末には退院していないと思われる。それじゃ、何か別の釣り物をと物色していると、タチウオが潮回りが悪くなってから好調の様子。「大潮になると群れが行方不明になる可能性もあり」とあったので、今週末まで持つかなぁ~という不安はあるが気にはなる。もう1つ気になったのがこの1週間で急激に釣果が上向いてきているLTアジ。8月までの大苦戦が嘘のように9月第2週以降、釣果が安定してきている。浅場での釣りだがサイズも30センチ級混じりで連日好漁が伝えられている。
LTアジに関しては前回釣行ではコマセの撒き方を変えることで他の人が魚信がないときでもアジに口を使わせることに成功した。これでいいかも?という仮説が立っているうちに、検証をしておきたいのだが、PEラインが高切れしビシをロストするという問題を抱えているため、ラインを巻き替えないと、心置きなくコマセを振り出せないという状況。ラインは注文済みなので、入荷の連絡待ち。今週末までに間に合ってくれれば、LTアジに行こうと考えている。
それでは、今試しているコマセの撒き方。実はウィリーのシャクリ方と全く同じ。LTアジ船に乗ると、「底から1.5メートルで一度撒いて、1メートル巻き上げてタナでもう一度コマセを撒いて」と指導されることが多いが、竿先を下に向けて10センチだけ巻き上げ(根掛かり回避)て一呼吸(仕掛けをなじませる)、そこから30センチ刻みで6回連続小刻みにシャクリ上げる。最後に竿先を水平に戻して(70センチくらい上げる)、魚信を待つ。計算上はこれでタナは2.6メートルになっているはず。肝はタナより下にしかコマセを撒かないことと、理屈上はコマセの煙幕に仕掛けがきれいに入っている(クッションが30センチあるので一番上の針はビシから1メートルくらいの位置)。
竿水平で10秒ほど待って魚信がなかったら、竿先を海面に向けて、小さく鋭くシャクって、もう一度竿を水平に戻す。リアクションバイトでアジが食ってくるときは、だいたい竿を水平に戻している最中に出る。ハリスが張った状態なので掛けそこないが少ないし、上顎に針掛かりすることが多い。リアクションバイトが発生するときは、何度か竿先下ろしてシャクって水平に戻すを繰り返す。リアクションバイトが発生しない場合は、もう一度底まで落として30センチ刻みからやり直す。40号ビシなら2度この手順を繰り返すと、コマセがほぼなくなるので、ビシを回収してコマセを詰める。コマセに吹き流しの仕掛けを同調させる方法として、理にかなっているような気がするのだが…どうだろうか? タナが狂ってもコマセにアジが突撃してくるという状況でなければ有効だと思うんだけどなぁ~。
著者: へた釣り