釣りとは全く関係ない漫画を読んでいると、「根魚」に「ねうお」とルビが振られていた。「ねざかな」と読むもんだと思い込んでいたので覚え間違えていた? 調べてみると「ねざかな」より「ねうお」の方が昔から使われており、釣り人の間で「ねざかな」と読まれることもあるってことみたいだ。
辞書にも「ねうお」と「ねざかな」の両方が載っているものと、「ねうお」のみ掲載されているものがあった。Wikiを見ると、「ねぎょ」「こんぎょ」と読まれることもあるらしい。確かに、根魚をねぎょと読んでいた人には、船上で何度か会ったことがある。根魚の代表として、カサゴ、アイナメ、ハタなどが紹介されていた。イサキやカワハギなども根魚に含まれるとする解説もあった。海中を泳ぎ回る魚というより、岩場の穴に隠れ潜んでいる魚を指して根魚だと考えていたが、根に付く魚全般を根魚と呼んでよいようである。実は中深場での釣りで狙うクロムツ、キンメダイなどを根魚と呼ぶ人がおり、根周りで釣れる魚ではあるが泳層が高く違和感があった。根に付く魚だからクロムツもキンメダイも根魚でいいのかと納得する。
著者: へた釣り