たくさん釣れば大きなカワハギが混じる確率が上がる。へた釣りの場合、たくさん釣ろうにも、たくさん釣る腕がないので無理。自然、大きなカワハギに狙いを絞って釣るしかない。そんなへた釣りを哀れに思った達人さんたちから大きなカワハギを狙う方法を教えてもらったのでメモしとく。
そもそも大きなカワハギを狙って釣るのが可能なのかどうか……自信はない。でも、昨シーズン25センチ超えしたのは数匹だけだった。今シーズンはこれまで13戦して6戦で25センチ以上を持ちかえっているので、狙って釣るのは無理としても、大型が釣れる確率をあげる釣り方は存在するのではないかと考えている。今年は、型勝負の大会に参加してきたので、試行錯誤の方向、達人さんたちから伝授していただく秘伝は、型狙いに寄っている。特に大惨敗したTKB43かみや予選1戦目ですぐ真横で良型ばかり釣った達人さんから教わったことはすごく参考になった。といってもへた釣りが理解できるレベルでしか書けないので、絶大なる効果ではないかもしれないが、それなりに効果があるかもしれない、大型カワハギを狙って釣る方法メモw
大型カワハギ狙いには縦の釣りが有利だと聞いた。大型のカワハギほど縦の動きに餌を追ってくることが多いってことなのかな? 魚信を出すのは誘い下げ中。竿を底から1メートルくらい上げたら宙で叩く。叩いたらすぐにゆっくり誘い下げ。竿をフワフワと動かしながら下げていくと下げている最中に魚信が出て釣れるカワハギが良型のことが多いような気がしている。底まで付いたらしばらくゼロテンションにして待つ。ゼロテンション中に魚信があったら少し(10センチくらい)タルマセて食い込ませてからアワセていく。今シーズンまずまず以上のサイズを釣ったのはほとんどがこのパターン。
宙~ゼロの釣りなのに中錘は付けてある。底を切るなら錘は外した方がとアドバイスを受けたこともあるが、中錘を付けておいた方が、中錘までの糸に張りが出てカワハギの魚信が大きく出るとも教わった。中錘のあるなしを試してみたのだが、確かに中錘があった方が魚信が竿先に大きく出るように感じたので中錘を付けて釣っている。大型狙いならあまり竿を動かしすぎないということも教わった。大型カワハギほどやはり警戒心が強く、不自然な動きをしているアサリには食いついてこないんだそうだ。竿を持ち上げて宙でタタくとき以外は、なるべくゆっくり、カワハギが捕食できる速さを意識して竿を動かすように心掛けている。カワハギ以外の魚が捕食できずにカワハギだけが捕食できる速度というのがあるらしいのだが、残念ながらそこまでの精度はない。
ほかの人より仕掛け&餌を目立たせるというのも今シーズン気にしていること。アワビ貼りブレードに始まり、餌に人間様用の大粒アサリを混ぜてみたり、遂には視覚だけでなく臭覚にもアピールしてやろうとモエビパウダーを買ってみたり。これらの試みが良型カワハギ向きかどうかは怪しいが、大会では特に隣の釣り人と船の下にいるカワハギの奪い合いになるので、まずは自分の仕掛けの周りにカワハギ(できれば大型カワハギ)が寄ってきてくれなくては始まらない。ブレードなんかよりケミホタル(赤がいい?)でアピールするのが大型には効果的と聞いたのだが、ケミホタルが苦手(知らないうちに取れてなくなるしよく糸に絡む)なので、試していない。
針はもともと大針好きなので競技カワハギの速攻5.5号とくわせの5号を使っている。ハゲ針タイプの5.5号はいろいろ試してみた結果、一番下の針に使うことが多い。中粒で少し硬めに締めたアサリをこれに付ける。ベラやトラギスなどのアタックで一撃で餌がなくなるのを避けるためだ。ハゲ針ならこれらの魚が針掛かりしてしまって仕掛けを回収しなくちゃならないって頻度もいくらか減る。残りの針はくわせ5号。真ん中の針はほとんど締めていない小粒のアサリ、一番上の針には大粒のアサリを付ける。
一荷になるときは一番上と真ん中で発生することが多い。さらに大型も一番上の針で釣れることが多いので、食いしん坊の大型カワハギは大きな粒のアサリが好きなのではないかと……。アサリの大きさと針のサイズが少しアンバランスだけど、針先さえアサリのキモ(黒い部分)に止まっていれば問題ないと思う。大型カワハギはキモの部分だけを狙って吸いついてくる?
著者: へた釣り