師匠のウィリーと市販のウィリーの差が分からずに悩み、師匠に「差が分からん」とメールすると「釣行5回じゃ、この差を感じ取るのは難しいかもね」とのお返事。生まれながらに性根が曲がっている上にイサキが釣れずに最近臍まで曲がっているへた釣りは、それでもウィリー作りに挑戦!
師匠からのアドバイスは「市販ウイリー仕掛けに不満が出てきたり、探求心が沸いてくるようなら、自作ウイリーを考えていけばいい」というもので、釣れないときに「市販仕掛けのシッポを半分に切ってみたり、仕掛けを切ってハリの位置を変えたり、アレンジしてみるところから始めるといいんじゃない」という実に妥当な提案であった。
性根曲がりのへた釣りは、「ほかの人が釣れないときに自分だけ釣れる」あるいは「ほかの人がウリンボしか釣れないのに自分だけイサキが入れ食いになる」仕掛けが欲しいのである。そうでなければ、最近めっきり曲がりっぱなしの臍が元に戻らない。そんな野望を胸に上州屋渋谷店へ。馴染みの松澤師匠がいれば、「剣崎沖で入れ食いになるウィリー自作キットを出せぃ」なんて無茶なお願いをできたのだが、本日は見当たらず。仕方なく自分で見つくろうことに。
■ウィリー糸、カラー針、フラッシャー、そして発光玉を買ってきたまずはウィリー糸。上州屋のお客さんでウィリーを自作する人は多くないようで、仕掛け売り場の片隅にひっそりと売られていた。色は結構いろいろあったが、基本の4色を押さえておこうと、グリーン、ライトレッド、ピンク、そして白を手に取る。
グリーンといっても濃いグリーンもあれば薄めのグリーンもあって悩ましいのだが、全色買うわけにはいかないので、今まで使った市販仕掛けで見たことがある色をチョイス。白はあまり釣れた記憶がないので、白は白でも「夜光」と書いてあるものにした。巻き多めのものと、巻き少なめのものを作ってみようと考えている。
次は針。針の地色は釣果に結構影響があると教えてもらったのだが、チヌ針1号だとそんなにいろいろな色が売っているわけではないので、取りあえず売っている色のものを全部買う。金色、銀色、そして赤、パールピンクに夜光グリーン。これにウキフカセに使っているオキアミカラーを加えると、取りあえず6種類の色の針を使えることになる。これだけいろんな色があれば、1つくらいはアタリがあるんではないかと。
一之瀬丸の船宿仕掛けで見たフラッシャーも買ってみた。たくさん付けるのではなく、2~3本垂れていればいいようである。ハリスに付ける夜光玉も緑のものは家にストックがあるので、青色の発光タイプのものを買っておいた。と……素材はそろったんだけど、あとはどんな組み合わせで仕掛けを組み上げればいいか。枝スの位置は最初は市販仕掛けと同じにしてみる。仕掛け全長は3メートル、枝スの長さは15センチ。釣果が出ないものはどんどん針を結び直して、へた釣り印の剣崎沖イサキ仕掛けを見つけられればいいなぁ~。
著者: へた釣り