昨年、右も左も分からずに始めたヒラメ釣り。伊豆の宇佐美沖で3戦して2枚。魚信はそれなりにあったにも関わらず、イワシだけ傷だらけにされて、掛け損ね&バラシを連発してすごく悔しかった。今年の目標は1戦で3枚。仕掛けや錘を工夫して魚信の半分を物にできれば…狙えるはず。
昨年は市販仕掛けで釣った。孫針はトリプルフックよりもシングルフックの方が根掛かりが少なくていいよと教わったので、市販のヒラメ仕掛けのシングルフック仕様。ヒラメ釣りでお世話になる宇佐美・治久丸の船長のオススメはトリプルフックで獲れる確率をあげるなので、今年はトリプルフックの仕掛けを自作してみることにした。釣ノリノリ師匠から孫針の打ち方を教わったので、教わった通りに孫針が打ちやすそうという理由でがまかつの「泳がせヒラメ」というさかさ針仕様のフックを買った。
親針はこれまたがまかつの「プロヒラメ(赤)」16号と17号を購入。フロロ6号を30センチくらい余らした状態で外掛け結びで結ぶ。へた釣りは歯が鋭い魚(マゴチなど)には内掛け結びの方が切られにくいと信じているのだが、孫針を結ぶために端糸の長さが長いので何度も輪の中に端糸を通すことになる内掛け結びでは少々結びにくい。外掛け結びで10巻きほどしてペンチを使って締めあげておく。透明チューブでチモトを補強したものも作っておこうかなと考えている。
あとは端糸の15センチくらいの位置に孫針を結ぶだけ。へた釣りは簡単結び。2回管の中に糸を通して、できた輪の中にさらに2回糸をくぐらせて締めていく。結び目も小さいし太い糸でも強度が安定しているのでこの結び方が好きである。念のために端糸をライターで焼き玉を作るか、結びコブを作っておくとここで抜けたり切れたりした経験は今のところない。本当は孫針を結ぶのは餌の大きさを確認してからの方がいいのかも……。
最後に「活餌ロック」という餌のイワシに針が刺さりすぎて餌の活きを損ねてしまうのを回避するパーツを付ける。必要なのかどうかは分からないけど……市販の仕掛けにこういうパーツが付いていることが多いので、機能しなくても邪魔にはならないだろうと判断して装着してみた。色は針と合わせて赤色にしてある。あとは親針までを少し余裕をもって1メートルくらいとって仕掛け巻きに巻いておく。仕掛け1つ作るのに3分くらいだったので、揺れてなければ船上でも作れるかも。
年末年始にかけて、ヒラメを3~4戦する予定なので、仕掛けの幹糸部分はワイヤーの物を購入した。幹糸をフロロ8号にしても、岩礁や漁礁周りを攻めるので根ズレで傷んでしまう。ワイヤーの幹糸ならば、3~4戦使い続けても破断する心配はないだろうという判断。「チドリ式泳がせ遊動仕掛けC型」というのを買った。ハリスを取り付けるサルカンが50センチの範囲で遊動になっており、活き餌の動きを妨げず、波があってもイワシが勝手に上下しにくいらしい。これを主戦に、遊動式では魚信が取りにくいとき対策に一応フロロ8号と親子サルカンも持って行く。
悩んでいるのは錘。昨年は無垢の錘でやったのだが、調べてみると、ヒラメは「錘の色で釣果が変わる」と指摘しているブログが多いことに気付く。夜光だったり、ホロだったり、金色だったり、銀色だったり、赤色だったり。カワハギ以上に下錘にこだわっている人が多いような……。宇佐美沖で使うのは60号とときどき80号。60号のキラキラ派手系錘を、物は試しでいくつか買って行こうかなぁ~っと。捨て糸付きで錘ロスト前提の釣りの割には昨年、錘がなくなったという記憶がないし……。カワハギで25号を使ったことがあるフジワラの「六宝SP」なんかはヒラメ用派手錘の条件にぴったりのような気がする。
著者: へた釣り