ヒラメをバラシまくりイワシを無惨な姿にしてしまったという記事を読んで、北海道の釣ノリノリさんからTwitterで「イワシの孫針のかけ方が気になります」というメッセージが。何が悪いのか分からなかったので「変? 変?」と返信すると、丁寧に孫針の打ち方を教えてもらえたのでメモしとく。
へた釣りのイワシの付け方は、頭の硬い部分に口の中から上あごを刺しとおす。針先はイワシの目と目の間、人間でいうところの額の部分から鬼の角のように出てくる。ここまでは間違えてないらしい。孫針は背びれの後方つけ根あたりに体を横から引っかけるようにチョンと掛けていた。針先は上を向いている。どうやらこれがいけなかったようで、バラシ多発の原因になっていたみたいだ。
釣ノリノリさんに教えてもらった孫針の付け方だと上の写真のようになる。「尾に向かって背中に差込んでぐっと抜き出し針先が頭の方を向く様に」というアドバイス。親針と孫針がちゃんと頭向きに向いているというのが大事なことらしい。さらに「親針から孫針の間を長めに取ること。ヒラメの口の中は針掛かりしないので飲み込ませてエラなどに孫針を掛かるのが大物を仕留めるコツ」とも教えてもらった。
ここで問題なのはヒラメ釣りの孫針は次からトリプルフックにしようと決めていた(治久丸船長推奨)こと。トリプルフックで孫針をイワシの頭の方を向くように掛けるのは難しいかもと思っていたら、よくしたものでヒラメ用にちゃんと孫針をセットしやすいトリプルフックが存在した。
がまかつの「泳がせヒラメ」、オーナーばりの「ヒラメ変型トリプル」がそれで、小さな逆さ針を背びれの後ろに掛けるだけで、ちゃんと孫針の向きを合わせられるような気がする。トリプルだがイワシに与える負担が少なく活きを損なわないという効果もあるようだ。次回釣行では、親針と孫針の間を15センチくらい取って、この針をセットしてみようと決めた。
著者: へた釣り