土曜日は強風で出船中止と信じ込み、1日ウィリー仕掛けを作っていたのだが、船は出船してた。マゴチなんて大漁だったようで……判断ミスを大いに悔やんでいたりする。でも、1日釣っても余るくらい仕掛けが作れたからまぁいいや。へた釣り印のウィリー五目仕掛け…釣れるかな~?
水深100メートルから魚を掛けて巻き上げると、すぐに枝スがヨレヨレになってしまい、何匹か釣りあげると、仕掛けを交換。ウィリー仕掛け……2セット入りで1袋300~400円くらいするので、安くはないのである。アジやシロギスの仕掛けと違ってあまり安売りされていることもないので、安いのを見つけてまとめ買いもできない。ウィリーの巻き方はイサキ釣りで散々練習したので、今シーズンあと何度か舘山沖のLTウィリー五目に挑戦する気なのだから、自分で巻いてみようと決めた。
金沢八景・一之瀬丸のウィリー仕掛けは3本針でうち2本をウィリー針、1本をオキアミ餌のカラ針というスタイルが標準。30センチくらいのクッションゴムを付けるので、仕掛けの全長は2.5メートルくらいが扱いやすい。ウィリー釣りの場合、ハリスの太さが魚の食いにあまり影響しているような気がしないので、フロロの2号で全長2.5メートルの仕掛けを作ることにした。1本目のウィリー枝スを120センチの位置に、2本目を180センチから。70センチあけて末端にカラ針を結ぶ。
ウィリー釣りに関して、もう1つこうではないか?と思っているのが、針のサイズを落とせば落とすほど魚が食ってくる確率が上がるのではないかってこと。コマセのアミエビと同じくらいの大きさのウィリーが魚を騙すという意味においては最もいいわけで、0.8号のチヌ針を使った。ヒネリあり。ウィリーに食いついた魚が餌ではないと気付いて吐き出すときに針掛かりする確率が増えることを期待してヒネリのある針を選んだ。
へた釣りは、ウィリーを巻く前に先にハリスを結んでしまう。この方が、針を結んだギリギリまでウィリーを巻きやすく、チモトに針が露出しないからだ。今回は、フラッシャーを付けたのだが、フラッシャーも面倒なので、一緒に結束してしまう。あまり多くなくていいようで、3本ほど針にあてがい、外掛け結びで結んでしまう。フラッシャーの効果は未知数だが、なんとなくカイワリに効くような気がしたので、フラッシャー入りを何セットか作ってみた。
針を結束できたら、輪ゴムで握りの部分を固定したペンチに固定する。あとは、ウィリー毛糸を巻いていくだけだ。ウィリー毛糸を2本たばねて太巻き、1本だけなら細巻きになる。今回は小針でアミエビの大きさにがテーマなので、細巻きにしてみた。針のふところからチモトに向かって巻き上げて、チモトに達したらふところに向けて巻いていく。巻き終えたら固結びで固定しちゃえばOK。
次にチモト部分にイワシの頭系のビーズを付ける。チモトを赤に塗ると釣果がいいとか、夜光ビーズがいいとか、いろんなことを言う人がいる。一方で、あってもなくても一緒という人もいる。あれば釣れるという人がいて、あってもなくても一緒という人もいるのなら、付けておいて損はない。イワシの頭も信心からだ。今回はケイムラ系のビーズをチモトに被せてみた。あとは元スの所定の位置に8の字結びで枝スをだしていく。
カラ針はウィリー針とは逆に大き目のものを付ける。オキアミ餌がずれにくくなることを期待してWケン付きのチヌ針3号、ヒネリはなし。オキアミ餌のカラ針は大物を狙いたいというのと、餌付きの場合、針を飲まれることがままあるので、少しでも飲まれる確率を減らそうと針のサイズを上げた。ヒネリなしはオキアミをまっすぐ付けやすくなり、元スが回転するせいで仕掛け全体がヨレるのを少しでも軽減できるのでは?と期待しての選択。
へた釣り印のウィリー五目仕掛けにはウィリー針0.8号~2号。巻いてあるウィリーも夜光、白、イエロー、ピンク、オレンジ、ライトグリーン、ダークグリーンとバリエーション豊富。チモトのビーズも赤、夜光、ケイムラ、目玉付き。フラッシャーの有無など、同じものを作るのが退屈なので、いろいろ作ってみた。全く釣れなかった仕掛けを紹介しても仕方がないので、次回釣行で釣果のあったものを紹介していきたいと思う。
著者: へた釣り