国際フィッシングショー2012の気になる釣具レポートでも少し触れたが、ダイワが5月から商品展開する電車釣行派のためのフィッシングスタイルの提案、「MOBILE TRAIN FISHIING」が部分的に気になる。「免許不要、渋滞無用、エコにもつながる」「みんなでかわいくかっこよく」ってことらしい。
「免許不要」の前には「仲間と、家族と、恋人と。スタイリッシュでコンパクトなモバイルアイテム携えて」と書かれている。一人で釣行することが多いし、スタイリッシュとは無縁なので、気になるのは「コンパクト」という一点に尽きる。商品群の核となるのは、何度かこのサイトでも触れている仕舞寸48㎝の船竿「A-ブリッツ モバイル」。4ピースのロッドなのに曲げるときれいに曲がっていくいい竿だと思うが、電車釣行とはいえ竿までバッグの中に収納したいとは思わないので、竿はロッドケースに収まり飛行機に乗っての遠征が可能な仕舞寸が140㎝以下なら十分。
では、「MOBILE TRAIN FISHIING」の何が気になるかというと、「シークールキャリーS2500」というキャスター、キャリーハンドルが一体になった25リットルのクーラー。電車の自動改札に引っ掛かることなく通過できるサイズになっているのもうれしいし、クーラーの上に荷物を固定するためのベルトを止めるフック溝がクーラー下部にある。、荷過重については明記されていないが、特定の容量のクーラーを運ぶ設計になっているはずなので、満タンに氷+海水を入れて持ち運んでもキャリー部が壊れるということはないはずだ。定価で1万4910円。実売で1万円を少し超えるくらいだろうか? キャリーに5000円かけるつもりなら、クーラー込みで+5000円という選択肢はありかも。
ほかにも、「MOBILE TRAIN FISHIING」の製品群として、「シークールキャリーS2500」と色合いがマッチする限定カラーの船バッグや、船バックとクーラーを留める船用のネット、電車釣行中に履いていてもそれなりに見栄えがして、防水・船上でのグリップ力に優れたデッキシューズなどが発売される予定。似合わないことを承知の上でスタイリッシュしちゃおうか、と思い始めていたりする。売り切れるという商品ではないと思われるので、実物を見てから、決めよう。
著者: へた釣り