今週末は、大時化の剣崎沖のイサキ釣りと二枚潮の水深50メートルでLTアジというタフな釣りの2本立てだったために、反省することがたくさん。釣りが上手くなるということは、状況に釣り方を素早く合わせるということ。へた釣りは1年間ほぼ毎週釣りをしているのに全く成長していない。
師匠と釣りに行って、師匠と同じようなペースで釣れているときのセリフが、「へた釣りの勝ちパターン」。釣り方がなんとなくうまくハマって釣れているのを素直に喜んでいるのだが、「今日はたまたま」だってことに釣っている最中は気づかない。「今日はたまたまへた釣りの勝ちパターン」がハマったというだけのこと。勝ちパターンがダメな日は、師匠にトリプルスコアで惨敗ということが多い。
釣りの上手下手はその日の海の状況を素早く察知して、それに合わせた釣り方をできるかどうかだということは知っている。知ってはいるができるかできないかは別の話で、師匠や竿頭の人の半分くらいのペースで釣れていれば「そこそこ釣れてるからいいや」と工夫を怠るのがへた釣りのへた釣りたる所以である。師匠の言葉を借りれば、釣りとは「疑い、試し、反芻し、やり直す。導き出したやり方の再現性が高くなって、はじめて『傾向=メソッド』として自分の釣りに取り入れる。大抵の釣りはこれの繰り返し」。
極端な海の状況のときに、へた釣りの場合は初めて自分の勝ちパターンに「疑い」が生じる。時化で普段通りにシャクろうとしてもシャクれないで全く魚信がでなくなってやっと、他の釣り方でないとダメだと気づく。二枚潮で自分の仕掛けがタナを2メートル近く外していることに気づくのに30分以上かかる。イサキにしてもアジにしても周りは釣れているのに自分だけ釣れないことに気づいてからようやく「試し」が始める。……早く上手くなりたいなぁ~と向上心だけはあるんだけどwww
著者: へた釣り