深場五目だ、クロムツだと新しいターゲットに目移りして記憶のかなたに葬り去っていたが、へた釣りはアマダイと復縁を果たしたばかりの新婚さんなのである。復縁したらすぐに別の魚に走るなんてと、アマダイの恨みの声が聞こえるような…。週末はアマダイとの愛の絆が試される大会。
昨年末から1月までアマダイとの愛を育むハネムーンにすると宣言して4戦した。1戦目こそボウズだったが、少しずつ調子がよくなっていき、1月16日には45センチの良型を手にして無事復縁を果たす。1匹釣れたらそれで満足してしまい翌週はオニカサゴに早速浮気。それっきりアマダイ一途でいくと決めたのを忘れてしまっているのだから酷い男である。禁漁明けのメバルに浮気し、深場五目のクロムツにハマってしまう。その間、アマダイのことは一度も思い出さなかった。でも、羽田・かみやのアマダイ釣りプチ大会にエントリーはしてあった。
アマダイ釣りに関しては仕掛けは市販の物を使う(自作するよりもなぜかよく釣れる)ので、用意するのはエサのみ。浮気した償いというわけではないが、フィッシングショーで手作業で大きさを選別していたのを見て驚いた釣房商店の「金オキアミ ラージサイズ」を買った。お値段756円。いつも買っているオキアミの5割増しの値段だが人手がかかっているので5割増しくらい仕方がない? 中身を確認したが確かに粒ぞろいである。これならアマダイも機嫌を直してくれるような気がする。もし大会でアマダイから別れを切りだされたら仕方がない。独居老人として老後を釣りと向きあいたい。
著者: へた釣り