宇佐美沖にプチ遠征して2戦でカイワリを4匹。サイズはよかったのでお刺身で食べるには十分といえば十分なのだが、ちょっと反省モード。というのも……カイワリかも!?という魚信と引き…手ごたえ十分なのに無念のバラシというシーンが4~5回あった。もっと釣れてたはずのにと悔しい。
宇佐美沖の魚の活性が低かったので、掛かりが浅かったせいというのはもちろんあると思うが、いい引きをする魚をバラして、「あ~あ」と天を仰いでるのはへた釣りだけだったような……。カイワリ釣りはこれまでに5回以上やったことがある。バラシが全くなかったわけではないが、1日に何度も何度もバラしたという記憶はない。なぜ、今回のプチ遠征に限ってバラしまくったのか考えてみたい。バラシさえなければ、1日4匹ずつくらいはカイワリをゲットできていたんじゃないか、と考えると相当悔しいのであった。
プチ遠征2戦で使った竿はイサキ用に新調した「海明 30 210」。指定されているビシの重さは60号と剣崎沖イサキと同じなので、シャクリ方の練習にもいいとこの竿でカイワリウィリーにも臨んだのだが、これがいけなかった? これまで使っていた竿は6:4調子の「フィルダー AMAMARU」。7:3調子の海明はシャクリやすくはあるが、カイワリのシャープで間欠的な引きとやり取りには適さない?という気がする。AMAMARUなら水深100メートル近い深場から巻き上げてもバレることはほとんどなかったので、道具のせいにしちゃいけないと分かっていつつも竿のせいと疑いたくなる。
カイワリにも自作のウィリーで臨んだのだが、イサキ用のチヌ針0.8号からワンサイズだけあげてチヌ針1号にウィリーを巻いた。針が小さすぎたのがバラシ多発の原因ではないかと疑っている。カイワリの口はアジと同じで漏斗状の膜でできている。この手の口の魚は吸い込むように捕食して反転しながら吐き出すときに針掛かりすると思われる。口のサイズに対して針が小さいと掛かりどころが選べないという状況になるような気がするのだがどうだろうか? アジビシならムツ針の10号を使うので、針のサイズはチヌ針なら2号~3号にしとくべきだろうか?
アジ釣りと同じで魚の上あごを針が貫けるタナを探るというのはカイワリ釣りでも重要だと思う。サバなどのほかの魚はバレなかったのでバレた魚は膜の部分に針掛かりしていたと考えるしかない。底を4メートル切って7.6メートルまでを30センチ刻みにシャクるという方針でカイワリを狙っていたのだが、そのタナではバレると気付いたのなら、もう少しタナを上げて勝負するべきだったかなぁ~と反省している。あと1メートルタナを上げればバラさずに済んだ気がするんだけど…気のせい?
なんて風に反省会をしていたら、またカイワリを釣りに行きたくなってしまった。取りあえず次回は竿をAMAMARUに戻してみよう。AMAMARUは宇佐美沖だけでなく洲の崎沖でもカイワリをそこそこ釣っているので間違いないはず。ウィリーの仕掛けはチヌ針2号バージョンをいくつか作って行こうと思う。コマセとなるアミエビのサイズより少々大きくなるが何事も実験である。タナは周りの人との兼ね合いもあるので、出たとこ勝負で試行錯誤してみよう。
著者: へた釣り