毎週楽しみに見ている「魚が食べたい!-地魚さがして3000港-」の8月20日の放送が静岡県須崎漁港の「日戻りキンメダイ」だった。釣り好きが高じて漁師になったという船長さんがイルカに奪食いされながらもなんとか1.5キロ級をあげていた。6月・7月のキンメは白子や真子が旨いらしい。
新島沖のキンメ釣りに連れて行ってもらったときに近くで操業している職漁師さんの船はよく見ていたが、船上で釣っているプロの姿を見られた。2本竿で掛け枠から25本針(サンマ餌の場合は15本)の仕掛けを投入していく。オモリが着底したら糸を出してキンメが食ってくるのを待つ。釣り方は遊漁船と同じだ。25本の仕掛けを船べりのマグネットに並べながら回収しトラブルなしで再投入するのはさすがプロだなぁっと。たて縄釣り漁という呼ぶらしい。そんなプロをしてもイルカの姿を見つけると絶望的な声をあげていたのが面白かった。
6月~7月はキンメの産卵期にあたるらしく、脂のノリがよいとのこと。さらに、白子や真子も楽しめるそうである。繁殖にエネルギーを使う時期の身が美味しいかどうかは“?”がつくが、キンメダイの白子は食べたことがないので、食べてみたい。番組では白子ポン酢にして食べていた。真子は甘辛く煮付けたり、カラスミに加工すると美味しいそうだ。
著者: へた釣り