一通りの道具は揃っているので釣り具に高額な投資をする必要はなくなっているが、新製品が気にならないかというと気にはなる。気にはなるが腕は上達しないのに道具ばかり上等になってもなと我慢している。我慢できているというのが正確か。フォースマスター600は我慢できないかも。
まず故障が多く、安定して運用できないフォースマスター400の後継機になりそうというのが大きい。このサイズの電動リールを使う釣りはカイワリ五目、ウィリー五目、タチウオ、アマダイといったところ。アマダイ以外は常時竿とリールのハンドルを操作し続ける釣りなのでリールのパーミングの良さが求められる。コネクタの位置がハンドル側になりパーミング性が向上し「片手操作の快適性を奥深く追求」されているらしい。重量はフォースマスター400の390グラムから490グラム予定と100グラム重くなっているが、片手で1日シャクリ続けられる重さだと考えている。
。フォースマスター600の最大の特徴はタッチドライブという新しいモーターの操作スイッチ。親指の押圧で31段階のスピード調整が可能でスプールをサミングしていた親指をタッチドライブに移動させるだけで素早く巻き上げに転じることができる。巻き上げ中に掛かった魚の大きさに合わせて巻き上げ速度を親指だけで調整することができるそうだ。感圧式の操作は慣れるまで少し練習が必要そうだが使いこなせれば相当面白そう。スピードクラッチの操作もクラッチのオン/オフでクラッチレバーの位置は変わらない。1度押せばクラッチオフ、もう1度押せばクラッチオンになる。タナの取り直しが多い釣りだとこれも便利そうだ。
簡易魚探機能が搭載されているのも気になるポイント。船に搭載されている探見丸と通信が行われ、海底までの水深やかけ下がっているのかかけ上がっているのかを表示したり、アキュフィッシュ機能が搭載されている船では魚群を感知するとアラームが鳴って魚の反応がある水深が表示される。探見丸はスマホ版や北海道の師匠からもらった小型のものを持ってはいるが結局釣りの最中は穂先しか見ないということに気付いて使わなくなっていた。リールの液晶画面で探見丸の機能の一部が利用できるとなるとこれなら使えるかもと気になる。
著者: へた釣り