ウィリー釣行の満足度を指標化する「ウィリーこいこい」を3年ぶりに改訂する。旧ルールは宇佐美沖のカイワリ五目、かみやのウルトラ五目、そして一之瀬丸の沖のウィリー五目を1つのルールで数値化しようとして実際の満足度と指標との間にズレが生じた。洲崎沖限定ルールにする。
洲崎沖~沖の瀬をポイントに多種多様な魚を狙う沖の(遠征)ウィリー五目は、うまくハマれば氷が入る余地がないほどのクーラー満タンを狙える釣りだ。数がたくさん釣れるだけでなく、希少な魚、それも食べて美味しい魚が釣れるのも魅力だ。希少な魚込みでクーラー満タン…わざわざ書くまでもないことだが、それが理想。旧ルールでは希少な魚が1匹だけ釣れても数値に反映されないという欠点があった。新ルールでは1匹でも釣れればポイントが加算されるようにする。
札のランクに関しても洲崎沖で釣れる、釣れたのを見たことがある物に限定した。サイズは?という疑問はあるだろうがキープした物だけをカウントする。もっといい魚がいるんじゃない?という批判もあろうがへた釣りが見たことがあり、美味しいと感じた順のランキングなのでご容赦。
狙ってもなかなか釣れない洲崎沖の隠れ本命がこの5種。希少であると同時に食べると美味しい魚ばかりだ。カイワリとアラはお刺身で、オニカサゴのお鍋は最高、アマダイは炙り刺し&酒蒸し、マトウダイはムニエルにすれば絶品だ。
五光魚ほどの希少性はなく釣れるときは釣れると感じているのがこの7種の魚。イサキとキントキの数がまとまれば満足度は急上昇するし、そこそこの大きさがあるメダイやカンコ(ウッカリカサゴ)が釣れればその日の夕飯の満足度が跳ね上がる。マダイが五光ではないのはウィリーでは釣れるサイズが小さいから。
群れにあたると数釣りが狙える魚たち。1匹ずつ釣り上げるのではなく、追い食いさせるのを意識して針数を狙う。3月と4月はオキメバルが、温かい潮が入り出す5月からはアジがウィリー五目で主たるターゲットになる。アカイサキは味噌漬けにして美味なので大型の雄を1匹は釣りたい。キツネダイは五光並みにレアなんだけど、味が微妙なので、ここに入れておく。
来てほしくはないのにウィリー針に猛烈にアタックしてくる魚たち。オモリを着底させてモタモタしているとヒメの餌食になるし、サバは仕掛けをグチャグチャにしてくれる上にオマツリの原因にもなるので、ウィリー五目ではできれば釣りたくない魚である。シキシマハナダイはいろいろな料理法を試したが美味しい食べ方が見つからない。幸いなことにヒメもサバもシキシマハナダイも元気に帰っていくのでリリースできる。
五光を達成してみたい。可能性がゼロというわけではないがたやすいことではないと承知している。三光までなら何度か達成したことがあるのでまずは三光を狙ってさらにその先を…。ウィリーはシャクリ方や攻めるタナである程度魚を釣り分けられる。あと×××を釣れば役ができるなとゲーム感覚で楽しむのが面白い。
これが達成できたら人生最高の釣行になること間違いなし!! 同じポイントにいるので可能性はゼロではないはず。
五光札の魚のうち4種類を釣る。組み合わせは何でもOK!
五光札のうち3種類。組み合わせは何でもOK!
体色の赤い魚3種をキープする。種類は何でもよいことにしようと思う。
体色の青い魚3種をキープする。種類は何でもよいことにしようと思う。
ウリンボが成長したイサキ=猪。体の模様が似ているのでカンコ(ウッカリカサゴ)=鹿。胸鰭の美しさが羽のようだからホウボウ=蝶。
タネ札の魚を5匹釣れば1文。以後1匹追加するごとに1文加点する。
短冊札の魚を10匹釣れば1文。以後1匹追加するごとに1文加点する。
カス札の魚はリリースすることが多いので点数化はしないことに。数えるのが面倒なのである。
著者: へた釣り