ウィリーは強くシャクったときにだけ少量のコマセが出るようにコマセカゴを調整する。沖のウィリー五目やカイワリ狙いでは強くシャクって一瞬止めてすぐまたシャクってを繰り返すためいつの間にかオキアミが外れていることも。マルキューの「くわせ丸えび」なら激しくシャクっても外れない。
ウィリーでも釣れるからオキアミなんて外れてもOKとは考えない。条件次第ではウィリーには魚が全く反応してくれずオキアミを付けた空針だけが頼りってこともある。そういう日のために一応3本針の空針仕掛けもこっそり持って行っている。エサの有無に関わらず基本はシャクって止めての釣りになる。アミコマセは強くシャクった瞬間にほんの少量だけ撒くのがこの釣りの秘訣だと信じてる。船長から「もう少し優しくシャクれないの?」と注意されることもあるが、これでうまく行っているので変える気はない。
ただし、船長に注意されるほど強くシャクると1つだけ問題が……空針に付けたオキアミがシャクリの強さに耐えられず、よく外れてしまうのだ。船宿支給のオキアミブロックではなく、表面加工され身がしまったオキアミを持って行っているのだが、それでもいつの間にかエサがないってことがある。この前売っているのを見つけて試してみたところ、エサが外れないというだけでなく、まっすぐ刺しやすい、エサ持ちがよい、大きいので大物への期待感があると、すごく気に入ったのがくわせ丸えびという冷凍エサ。沖のウィリー五目や伊豆でのカイワリで欠かせないエサになりそうなので上州屋・渋谷店に5パック注文済みだったりする。
船宿でもらえるオキアミブロックも無駄にはしていない。まだ硬く凍っているうちにナイフで削ってアミコマセに混ぜている。少しくらいは集魚効果が高まるんじゃないかと思う。かつては家に持ち帰って食紅で色を付けたりシロップ漬けにして不凍加工していたが、手間をかけても釣り具屋で売っている加工済みオキアミの方が使い勝手がよく結局使わなかった。そう気付いてから、ウィリー五目でもらえるオキアミブロックは削ってコマセにしている。
著者: へた釣り