最初に断っておくと、アマダイ釣りのことが何も分かっていない人のメモであるから、釣り方を勉強したいと思っている人は読まない方がいい。なんといってもアマダイ釣りは1回しかやったことがないw でも、せっかくいろんなことを教えてもらったので、次回釣行前に読み返す用にメモ。
アマダイの習性で驚いたのは、ウィリーの一シャクリ目で食ってきたこともあるのでいつもそうではないと思うが、30センチを超えときに50センチなんてサイズにもなるのに砂泥の中に潜って目だけを出して餌を待つ待ち伏せ型の魚であるらしい。だから、錘でトントンと底を小突いて砂煙を上げるようにするとアピール度が高いとされている。錘で底を小突いているとき、仕掛けは底に這ったり、フワッと浮いたりを繰り返している感じだろうか? ときどきオキアミが海底でエビのように跳ねているような動きをするよう強めの誘いを入れると、アマダイが砂から出てきて餌を食べたろうという気になる…と信じることにした。
誘いはトンフワトンフワビュンを2セット続けてやってみるとアマダイが釣れるようになった。トンは底を軽く叩く。フワは竿を10センチくらい軽く持ち上げる。ビュンは錘が跳ねないギリギリの強さでシャクる。最後のビュンで竿先を持ちあげるのが30センチくらいなので、誘い終わったらタナは底から30センチになっている。30秒くらい竿位置キープでクワセの間を作った方がいいように感じる。砂に潜っているような警戒心の強い魚なので、すぐに餌には飛びついてこない? まぁ、竿を止めている間、アマダイが砂から這い出してきて餌を食べようかどうか迷っている姿を想像すると面白い。捕食は吸い込み型らしく、食うと決めたらがっぷり喉奥まで針ごとオキアミを飲み込んでくれる。クワセの間を十分に取らないとアマダイが餌に食いつく前に仕掛けを動かすことになるので、慌てないのが大事。
タナは思ったより低い。仕掛けの全長2メートルで底を50センチも切ると切りすぎな感じだった。潮の流れによっても違う可能性はあるが、潮止まりの時間でも50センチ以上は切らない方がよさそう。仕掛け全長の半分くらい底を切ると説明されることもあるが、あれは4メートルくらいの長い仕掛けの場合のようで、2メートルくらいの仕掛けを使う東京湾だと底を30センチ切った状態からスタートすればいいと思う。仕掛けにガン玉を付けて少し沈めるとともに潮流を受けさせるというのも効果的だった。タナの目安はキダイばかりが釣れてくると高すぎる。トラギスやムシガレイ、ヒメが釣れてくる、仕掛けが底を這っている?と思われるタナの方がアマダイが釣れてくるような……。
誘いすぎるとゲストが多くなるという傾向も事実としてあったと思う。でも、誘わないとアマダイにも気付いてもらえないわけで…悩ましい。ゲストもいっぱい釣るつもりで誘いまくるという方針でいくことにしようと思う。ゲストの避け方は今のところノーアイデアだけど、まめな誘いはミズフグを遠ざけるという効果があったような気がしている。置き竿の人にはミズフグが釣れていたがへた釣りがミズフグにハリスを切られたのは1回だけ。しかもその1回は食事タイムで置き竿にしていたときだったので、まめな誘いはミズフグ除けに効果あり?
アマダイ釣りで気を付けることはとにかくオキアミをまっすぐ針に刺すこと。海底で潮流を受けて、オキアミがクルクル回るなど不自然な動きをしていると、警戒心の強いアマダイには見向きもされないような気がする。チェック方法は簡単。仕掛けを投入し、錘を落としていく最中に、オキアミの動きをチェックする。オキアミがクルクル回らずに落ちていくなら問題なし。クルクル回ったり、落ちていく様子が不自然かなと思ったら、まぁいいかとは思わずに仕掛けを回収してちゃんと餌をつけ直す。装餌の際針がオキアミの身の中心を外れただけで、変な動きをするので餌付けは丁寧にを心がける。
最初のアマダイ?な引きを電動巻き上げ中にバラしてしまった。竿先にコンコンとはっきりした魚信が出てからグゥ~ンと竿先が入っていくときはアマダイの可能性が高いので、電動巻き上げはしないで手巻きで巻いた方がいい。本命の魚信がそれほど多い釣りではないので、アマダイかも?という魚信を逃すと相当悔しい。深いといっても100メートルくらいだし、30センチ超のアマダイは巻き上げ中にときどき強く引きこんでくれるので、釣趣という点でも手巻きがいいと思う。竿の曲がり具合がいいと船長がタモ持って来ちゃうけど、「あと何メートルです」と伝えて、残り10メートルくらいになったら声をかけて来てもらうといい。
著者: へた釣り