偏光グラスを買ったのは2年前。視力が悪いのでメガネ屋さんで作った。ウキフカセをするときにウキを見失ったり、足元の根に気付かなかったりというトラブルが大幅に減った。船釣りでもラインのマーカーが見やすくなった。竿は借りられるが偏光グラスを忘れるとその日は釣りにならない。
へた釣りが使っている偏光グラスはグレー系。海面のギラツキを最もカットしてくれ、海中の様子を最も視認しやすいカラーと言われてこれを選んだ。多くのシチュエーションでグレー系の偏光グラスで不自由していないのだが、朝夕マヅメと雨天のときだけはちょっと情報量が減るかもというのが不満。どうやら光量の少ない朝夕と雨天時にはイエロー系の偏光グラスが威力を発揮するらしい。言われてみれば、一緒にウキフカセに行った達人は偏光グラスを2種類持ってきて時間帯によって掛け替えていたことを思い出す。
偏光グラスには、グレー系、イエロー系、ブラウン系、があり、それぞれの特徴は、
・グレー系 光のギラツキの強い晴天下で威力を発揮するタイプ。まぶしさを防いでくれる一方で光量が少ない場合はやや暗く見える。
・イエロー系 朝夕マヅメや雨天など光量が少ない場合に水面の反射を抑えながらも明るく水中を見せてくれる。偏光機能は弱いので晴天、日中には不向き。
・ブラウン系 グレー系、イエロー系の中間的な特徴を備えた最も汎用的なカラー。突出した性能はないが欠点も少ない最初に選ぶべきカラー。
へた釣りの場合、グレー系は持っているのでイエロー系が欲しいのだが……使うシチュエーション、時間帯が限られているイエロー系をわざわざ新調するのは……もったいないなぁ~と未練たっぷりに諦めていた。そんなとき見つけたのが「Zoff Fishing」という度付き可の偏光グラス。1万5750円で標準レンズ(近視-8.00、乱視-2.00まで)と、グレー、イエロー、ブラウン3色の偏光フィルターが付いてくる。使っていない偏光フィルターを収納できるポケット付きの専用ケースも付いていて、偏光グラスを買い換えるならこれを買おう。これから偏光グラスを買おうという人は、
グレーを買ったらマヅメ用のイエローが欲しくなるはずだし、汎用的なブラウンを買ってもより水中の情報量を増やせるグレーが欲しくなるはずなので、最初から3枚の偏光フィルター付きの「Zoff Fishing」を検討してみるといいかもしれない。
著者: へた釣り