無駄な抵抗をなくすをテーマにへた釣り印のウィリー仕掛けを改良している。何も付けなくていいんじゃないという意見はごもっともだが、「イワシの頭も信心から」が仕掛け自作の基本方針なので、何か付ける! 「UVレジン」を使ってのチモト工作は楽しいしイサキが釣れそうな気が…。
実は購入して使ってみるまでUVレジンが何物なのか、「紫外線で固まる樹脂」というだけしか分かっていなかった。なのに、「ピンク」「夜光グリーン」「ケイムラ」と3色もまとめて買っちゃうのだから、イサキが釣れるなら数千円の出費なんて気にならないという意気込みだけは我ながらすごいと思う。でも、このUVレジンは、久々に買って正解だったかも。釣れるかどうかは来週になってみないと分からないけど、仕掛け作りの作業がなんだかとっても楽しくなる。でもって、楽しく作れた仕掛けだから釣れそうな気になるw
相変わらずウィリーなのに、先にウィリーを巻かずに針を結んじゃうという変な手順。針を結んだら、UVレジンを少しだけ絞り出し、爪楊枝ですくってチモトの部分に盛っていく。紫外線を当てなければ急速に固まらないので、自分の思う分量をきれいにチモトに盛れるまで何度でもやり直し可能なのが、図工が「もっとがんばりましょう」だったへた釣り向きでよい。昼間に作業をするならカーテンを閉めるだけでUVレジンが固くなってしまうまでの時間を大幅に伸ばせるぞ。
で、お気に入りの量のUVレジンをチモトに盛れたらUVライトを20秒ほど照射すれば、樹脂が固まる。色によりアピールの向上というだけでなく、チモトを魚の歯(釣りたくないけどベラとか)から守れるという効果もありそうだ。ハリスに通すビーズに比べると水の抵抗が少なそうだし、軽いので海中で不自然な動きを誘発するということもなさそうな気がする。チモトを赤く塗ったウィリーは釣果がよいと信じているので、ピンクを使ったものを量産してみた。
仕掛け作りが楽しくなってきたところでいくつか実験をしてみようと思う。まずは針の色。同じメーカー、同じサイズの金と銀の針を買ってきて、大三元カラー(ピンク、白、グリーン)の仕掛けを作ってみた。針の色は一般に白系だけは金がよく、ほかの色は銀がよいとされているが、全く同じ配色で針の色の違いによる釣果の差、喰ってくるウィリーカラーの差が出るかをチェックしてみようと思う。さらに、大三元カラーでチモトの色が夜光のものとピンクのものを作ってみた。濁り潮なら夜光、澄み潮ならピンクがいいかなという予想はあるのだが、これも両方試してみて釣果に差が出るのを期待していたり。
濁り潮用、澄み潮用のウィリーの配色もいくつか作ってみた。濁り潮は[オレンジ、白、グリーン]、[ピンク、ブラウン、ライトグリーン]という組み合わせを。前者は深場のウィリーの応用で濁り潮にもオレンジ、白が効くのではないかと想像して、後者は濁り潮用として売られている市販仕掛けの色を踏襲してみた。澄み潮用は[イエロー、ライトグリーン、ブルー]。澄み潮時にはブルーがよいという情報は得ているのだが、ほかに澄み潮に効く色が分かってないので取りあえず1パターンだけ。ケイムラのUVレジンを使ってみたかったのでチモトはケイムラを盛っておいた。来週はこの仕掛けを持ってイサキの大漁祈願なのである。
著者: へた釣り