ツ抜け目標と宣言していたにも関わらず、2日間の釣行で4匹と釣果は伸びなかったがそれでも、昨年の1匹からは4倍増。来年こそは10本超えて、アキアジ釣りは分かった!といきたいところ。アキアジチャレンジ2011で気付いたり北海道の師匠などから聞いたりしたことをメモしておく。
ウキの下にスプーン系のルアーとタコベイト付きの針。ソウダカツオの身餌を付けてキャストしたら、ゆっくりと巻いてくるだけ。最初の魚信は竿先と手元にコツコツと出るが、気にせず同じペースで巻いてくる。アキアジが針を咥えて反転したら竿に重さがズンッと乗るのでそこで初めて竿を立ててアワセる。魚が掛かったらドラグを出さずにゴリ巻きファイト。なるべく竿は立てたまま波に乗せてアキアジを浜にぶり上げる。上げたら撲殺! これが止別海岸のアキアジ釣りの基本。ここまでは来年も忘れずにできる……と思う。
北海道の師匠は、PE1.5号+45lbのリーダーを使って風によるラインへの影響を抑え、ロングキャストできるタックルを好む。正確なキャストがおぼつかないへた釣りの場合は12フィートの長めの竿で飛距離を稼ぎ、PE3号+60lbのリーダーでほかの人とラインがクロスしても負けないタックルで臨んだ方がいい。止別海岸の標準的なラインはPE2~3号。オマツリしてもラインが切れることなく魚を獲れる方が安全だ。
KEISON 2nd RUN 120H 銀聖なら、針掛かりした瞬間にアキアジの頭をこちらに向かせることができることは確認済み。スレ掛かり以外ならドラグを出さずに大型のオスを相手に十分にゴリ巻きで戦えるし、竿のバッドが強い分、立ちこみで長い距離魚を引っ張らなくてはいけない場合にもアキアジの顔を水面から出して弱らせながら取り込むことができることも確認済み。立ちこみで釣っていると取り込み時にバラす人を結構見たが、へた釣りは竿のおかげか一度もバラさずに済んだ。
止別海岸は混んでいるのでタラシを長く取るとキャスト時に後ろに人が立っていたりすると事故につながる。なるべくならウキギリギリまで竿先に巻いてからキャストしたい。PEライン-リーダー-仕掛けという通常の仕掛けの組み方よりも、PEをビミニツイストでダブルラインにし、仕掛けをリーダーで作ってオルブライトノットで直結した方がキャストの邪魔になる結束部より先を短く作れる。仕掛け自体がショックリーダー兼用だし、サルカンを介さない分強度も安定する。
ウキ止めは今年はウキ止め糸を上は2つ、下は1つで固定したが、ウキがずれてタナ呆けすることが何度かあったので、来年は60lbリーダーに適したウキ止めゴムを購入していこうと思う。ルアーの選択は薄暗いうちは師匠お手製のグロー&アワビ張りぐるぐるサーモン仕掛けが大当たり。日が昇ってからは、赤金のスプーンの釣果がよかった。タコベイトはなぜか黒のダブルフックの釣果がよかったので忘れないようにメモ。
周りでアキアジが上がっているのに自分の竿にだけ魚信が出ないときは、ウキ下を調整する必要がある。アキアジが口を使うタナは結構狭いようで、20センチも狂うとなかなか魚信が出ない。釣れている人のウキ下を盗み見て調整するのが基本だが、ときどきウキを遊動仕掛けにしている人がいるので注意が必要。オスはタナが上、メスを釣りたいなら少し(10センチくらい?)ウキ下を長く取ればいいという話を聞いたが、本当にそうなのかは未確認だ。
もじり(海面にアキアジのヒレ)が見えたり、ジャンプするアキアジが見えるときはその方向に群れがいるのは当然だが、群れを視認できないときは、沖にいるボートに向かって投げるといいらしい。ボートに魚探が積まれているかどうかは分からないが少なくとも陸からよりは近くでアキアジの群れが見えているため。ボート周辺にはアキアジの群れがいる可能性が高い。ただし、群れが遠そうだからといって、遠いポイントだけを探るのではなく、キャストごとにちゃんと手前までウキルアーをゆっくり引いてきた方がいい。遠くばかりやっていると、すぐ目の前で隣の人の竿に魚がかかって悔しい思いをすることが何度かあった。
著者: へた釣り