3日間の北海道アキアジ遠征でさすがにぐったり。釣りのことを考えたくない。アキアジチャレンジ2011の総括は後日するとして、手作りイクラ大盛丼&アオゾイ味噌漬けに舌づつみを打ち、釣りって最高! 北海道って美味だなぁ~というぬる~いお話でお茶を濁すことにしようと思う。
北海道の師匠宅は、別名A藤水産。大漁した魚を美味しく食べられるように加工してくれる。今回も止別海岸から持って帰った11匹のアキアジは、ものの1時間の間にタマゴを抜かれ、身はそのまま食べられるものと、乾燥させてトバに加工するものとに手際よく切り分けられていく。身は塩水で洗われて、トバ用のブナが入った(婚姻色が出た)アキアジを残して、A藤水産加工場(って台所なんだけど)へ。トバ用の身は虫がいなくなる季節まで冷凍庫に入れられて干されるのを待つ。
今回へた釣りが釣った、アキアジ4匹の身は半身に切り分けてもらって持って帰ることに。イクラは2匹分だけでは寂しいので、師匠が釣ったメス3匹分のイクラももらって、計5匹分のイクラを醤油漬けにしてもらえることになった。その量、なんとジャムの瓶7個分。市場などで売っているイクラの末端価格を適用すると1万円以下ということはない。しかも釣りたて、漬けたてのイクラは、保管のために一度冷凍した市販品に比べて、ねっとりプチプチ味が濃厚なのでたまらない。
さらにアオゾイやヤマギノマイ、マダラなどは、A藤水産自慢の高級味噌(東北から取り寄せているんだそうだ)で漬けて食べると超絶品。へた釣りは魚が釣れすぎるとご近所にお裾分けすることがあるのだが、アオゾイの味噌漬けは、お裾分けした1時間後には、お返しを手にわざわざ玄関までやってきて、「美味しかったです。この魚釣れたらまたください」と念を押されたことがあるほどに美味。へた釣りがこれまで釣った魚で最もご近所の評判がよかったりする。
著者: へた釣り