シロギスは全く上達しないことに気づいて諦めてしまった釣りだ。ほかにも釣れない釣りはたくさんあるが、活性がよい(釣りとして簡単な)日でも名人の1/3、活性が悪い(難しい)と名人の1/10も釣れない。心折れる釣果が続き、根を詰めてやらないと決めた。1日船に乗るのは9年ぶり。
最後にシロギスの1日船に乗ったのが2011年の6月。シロギスが上達した証が1日船で束釣りと聞いて分不相応な目標を掲げて挑戦したが、67匹まで。これをもって束狙いなんて大それた考えは捨てて、アジとのリレーや半日船でその日のおかずになる美味しい天ぷらのタネが釣れればいいやと本腰は入れない釣り物になってしまった。どうしてまた9年も放っておいて急に再挑戦?と言われると、名人から潮の動く時間と動かない時間があるので、上達したいならシロギスは1日船、最低でもショート船でやるべきと教わったから。さらに7月に入ってからショート船や半日船で束釣りの釣果を見るようになった。やるなら今しかという釣況に感じたので、9年ぶりのシロギス1日船に、鮫洲・和彦丸から。和彦丸の増尾船長はシロギス釣りの最初の手ほどきをしてくれた船長だったりする。
著者: へた釣り