工夫できそうな仕掛けは自分で作るが、自信がない釣りの仕掛けは買う。シロギスの仕掛けは当然、買う。長引くコロナ禍のせいで釣具店に並ぶ船キスの仕掛けの種類はずいぶんと減った印象だが、それでもへた釣りを悩ませるのには十分だ。針だけでも流線、競技、早掛けと3種類。
同じ号数で比べてみると流線は軸が長くフトコロも少し広め。針が重そうに見える。ハリスにコキ上げて装餌することで大きめの餌を付けることができ、口の中に針先さえ入れられればがっちり掛かる感じだ。投げ釣りなどでも流線針が使われることが多いので、自動的な針掛かりとバラシにくさではこれが一番なんだろう。ということは下手っぴなへた釣りには流線が使いやすい?
競技は細軸の海津針のような形状で軽く、吸い込まれやすさでは流線針より優れるように見える。一方で大きなサイズのキスだとすっぽ抜けやすそうにも見えるのだがどうだろう? 胴突き仕掛けの針は競技針のことが多いが、これも吸い込みやすいからかな。針掛かりが安定してそうな流線でスタートして魚信はあったけど口に入らずなんてことが何度かあったら競技に換えてみることにする。
早掛けは流線と競技のいいところ取りをしたような針で、流線よりふところが狭くキツネ針のような形状だった。流線と競技を使い比べてみようと考えているときに、早掛けも持っていくと情報が増えて混乱しそうなので今回は購入しなかった。ちなみにキス針が赤いことが多いのは虫の色に似ているからだそうである。ハリスまで赤い変な仕掛けが気になったので買ってしまった。
著者: へた釣り