夜メバルは言ってるだけで行かず仕舞い。夜アナゴも検討しただけ。夜LTアジで人生初の船夜釣り体験となった。日没直前こそご機嫌な釣りになったものの、日が落ちてからは、釣りにくいは釣れないはで大苦戦。釣りをしながら夕涼みできたと考えれば悪くはなかったので、再戦用にメモ。
日没すると船にライトが点くのだが、煌々と照らしてくれるわけではない。しかも、釣り座は船べりでライトは背後から当たることになるので、どうしても手暗がりな状態になる。餌を付ける、仕掛けを正すといった作業は、少し暗がりでということになる。へた釣りは元々視力があまりよくないうえに、最近は老眼気味らしく手元が見えにくい。暗いし見えにくいという状況をなんとかするために、船べりに置いておけるLEDライトを持って行くべきだと気付く。ヘッドライトでもいいけど点けっぱなしでいい据え置き型の方が煩わしくなくていい気がする。
次に仕掛け。これは十分すぎるほどに十分持って行った方がいい。アジは船内に放り込むような感じに取り込むことになり、足元で跳ねるアジのせいで、仕掛けがどうしても絡まりやすい。日中ならばすぐに解ける絡みが夜の船上だと、倍以上時間がかかる。仕掛けの針数も日中の3本針よりも夜用に2本針にしておいた方が結局手返しがよくなり釣果が伸びるような気がする。
ビシを使ったアジ釣りで大事なのが、ビシをちょうど手にとってコマセバケツに放りこめる位置までリールを巻くことなのだが、暗い海中からいきなりビシが現れるため、巻き過ぎて取り込みミスが起きやすい。集魚効果があるかどうかは定かでないが、天秤がそろそろ海面に近づいているってことの目印としてアジホタルを天秤とクッションの間にでも取りつけておいた方が安全なような気がする。取り込みでもたついて、美味しそうなアジが海面でバレてしまうのは本当に悔しい。
穂先まで黄色の竿(ベイゲームライトM190)を使っていたので、穂先が見えにくいということはなかった。アジなら魚信は手元でも十分に取れる。穂先が見えにくくてもさほど問題はない。ただし、ラインのマーカーは全く見えないと考えた方がよい。リールを巻いた回数(1巻70センチくらい)で、タナを取れるようになっておかないとタナ呆けする。日没前に底から2メートルなら何巻き、3メートルなら何巻きとマーカーを見ながらタナをリールだけで合わせられるようにしておくことが必須。
餌はアオイソメの頭を含む2センチくらいの部分だけを使う。これは日没前の夕マヅメからこうする。アオイソメは頭の部分が発光するので、頭を装餌した針と頭以外を装餌した針とではアジの針掛かり率に大きく差が出た。夜用の餌として期待したのが「ガルプ!サンドワーム クリアカラー喰わせイソメ」。暗い海中でのアピール度が高そうなので使ってみた。4匹釣ったアジのうち1匹はサンドワームで釣ったのだが……サンプル数が少なすぎて効果があったのか、なかったのかは今のところ謎のまま。
著者: へた釣り