尿酸の基準値は男性だと「3.6~7.0mg/dl」。5を切っても油断しないようにと医者に釘を刺されていたが、3.9mg/dlになってようやく尿酸については何も言われなくなった。次の目標はクレアチニンの値を正常値に戻して、たんぱく質の摂取制限を解除すること。1.04mg/dl以下をまず狙う。
血糖値のときもそうだったが、へた釣りは食事などを改善して、血液検査の数値を整えていく過程の試行錯誤がパズルのように面白いので好きだ。血糖値に関しては糖質摂取量を120グラム/日に制限して数カ月で13.1%あったHbA1cを6.0%以下に落とし、以来一度も6.0%を超えていない。糖質に関しては糖質の摂取量をしっかり計算するだけでよかったのでわりと簡単だった。
2023年夏に発症したのが痛風発作。足の親指の付け根や甲に腫れと激痛が続き、階段の昇り降りにも苦労する状態になってしまった。発症時の尿酸は11.7mg/dL。基準値の7.0mg/dLを大きく超えていた。尿酸の数値を下げようとプリン体の摂取量を控えたが、食事で摂取するプリン体の量を減らしても血液検査の結果はあまり変化なし。痛風は白子やイクラなどプリン体を多く含む食品を食べたせいで起こるものではないと気付くのにずいぶん時間がかかった。尿酸を下げるのに一番効果的なのは、肝臓や腎臓が処理できない(宿酔いになり翌朝体調がすぐれない)深酒をしないこと。ビールや日本酒はプリン体が多いので焼酎などの蒸留酒ならという人もいるが関係ない。飲みすぎなければ何を飲んでも大丈夫。
尿酸値が高い状態を2年近く続けてしまったせいで悲鳴をあげたのが腎臓だった。クレアチニンの数値が基準値(0.61~1.04mg/dL)を超えてしまい、腎臓が回復するまでたんぱく質の摂取量を減らすことになった。摂取量制限は糖質で慣れているので難しくない。体重80キロなので摂取上限は64グラム。その80%くらいを目標にして摂取量を控えれば、今日は少し不摂生したかもという日でも摂取上限を超えない。1日に摂れるたんぱく質量が50グラムだと釣った魚を食べたいだけ食べることができないが、腎臓が回復するまでの我慢。たんぱく質の摂取量2カ月目で尿蛋白が減るなど改善の兆しはあるので、半年で基準値内に戻すことを狙う。
著者: へた釣り