電車釣行のへた釣りが最も困る行為が、沖上がり後、クーラーの汚水を釣り座の上にいきなり流されること。ズボンに魚の臭いがたっぷり溶けた海水を付けられてしまうと帰り道で異臭騒ぎとなる。さらに寒くなってお尻の受難の再発も心配なので保温クッションで対策を講じないとダメかも。
船上では他人に文句を言わないようにしているので、一人凹むだけなのだが……最近困っているのが釣り座に流れるようにクーラーの中の海水を捨てられること。当人は厚いビニール製のズボンを履いていて当然、帰りには脱ぐのであろうから気にもならないのだろうけど、こっちは少しでも荷物を減らしたい電車釣行組。着替えだって最小限しか持ってないのでズボンにくっさい魚汁をぶっかけられると、涙が出そうになる。しかも氷水である。冷たいし、臭いしで……。流した方にしてみれば船上で濡れたり汚したりしたくない服を着ている方が悪いってことだろう。それはそれで一理あるのでこちら側で対策を練る必要がある。
そこにもってきて、最近どうもお尻の調子がよろしくない。釣行中にお尻に違和感を覚え、釣行後の数日悪化するということを繰り返しているので、寒さを感じるようになった船上でお尻を冷やしていることがお尻の受難の再発につながっていると考えるしかない。次に病院に行くほどに悪化させたら待ったなしで手術の日程を決められてしまう。これ以上の悪化は避けたい。釣り座は硬くてしかも冷たい。昨年はその対策にドーナツ型クッションを使って、「マイ浮き輪」と呼んでいたが、あまりにみんなに馬鹿にされるので持って行くのを止めていた。ドーナツ型クッションを選んだのはウケ狙いではなく、空気を抜いて持ち運びできる携帯性を優先したからだった。
クッションの上に座っておけば、クーラーの汚水でいきなりお尻が汚れるなんてことはなくなるし、お尻の冷えもいくらか緩和できるに違いない。どうすれば一番温かくって、持ち運びが楽で、馬鹿にもされないかを考えた結果。気になったのが「もまずにHOT ほかほかざぶとん」という
クッション型の使い捨てカイロ。使い捨てなので汚れようが破れようが風で飛ばされようが気にならないのがいい。パッケージの絵が釣りをしている絵なので釣りでの使用に問題はないはず。クッション性や厚みが足らないなら、こちらも携帯性に優れた折りたたみザブトンと組み合わせて使おうと考えている。
著者: へた釣り