雨の日に釣りに行かなきゃいいのに。ごもっともな意見である。でも、きっと我慢できずに行っちゃう。そして、こんな日に来なきゃよかったと船上で後悔する。一応レインウェアの上下は着ているが、じわじわと浸水してきて、やがて下着までぐっしょり。おもらしより冷たい分性質が悪い。
釣り用のレインウェアは、シマノのNEXUSレインスーツの上下を持っている。 釣り用にデザインされているのでライフジャケットを装着しやすく動きやすいし、蒸れにくいようになっているのだが、3年も4年も使っていると肝心の防水性がだいぶ落ちてきているように感じる。雨の日の釣行前には防水スプレーでコーティングしているが、じわじわと雨が浸透してきて、数時間もすると全身ぐっしょり。パンツまで濡れたあたりで今日は釣りなんて来なけりゃよかったぁ~と後悔することになる。替えのパンツは持ってない。帰りの電車の中、生乾きのパンツのあまりの不快さに泣きたくなった。
釣り用にはこだわらないことにする。釣り以上に肌着まで濡らしてしまうと問題がありそうなのが山登り。浸水すると命にかかわる山登り用の高級品なら土砂降りでも大丈夫なのではと考えた。気になったのはモンベルの「ストームクルーザー ジャケット&パンツ」。
ストームってことは暴風雨である。ゴアテックス素材なので防水・防風・防湿性は悪くないはず。縫い目やポケットからの浸水を防ぐシールドもしっかり施されているようだ。フードのフィット感を調整できる機能があるのも洗濯ばさみで帽子にフードを固定するすると浸水経路になっていたのでうれしい。ジャケットだけで2万円近い。ズボン込みだとさらに1万円。すごく良さそうだけど贅沢すぎるか……。でも、欲しい!!!!
ファッション性だとか機能性だとかといったことを全部無視して、浸水しなくればOKと割り切れば、「レインブロック」の上下8600円がよさそうに見える。「通常の縫製レインウエアではない、完全防水をお求めの方へおススメする、熱溶着ウエルダー加工を施した完全防水ビニールレインウエア」で、「台風・ゲリラ豪雨対策合羽」だそうだ。
防水という面では絶対に大丈夫そうだが…重さが上着700グラム、ズボン500グラム。生地厚0.34ミリのビニールだと蒸れて大変なことになりそう? 見た目を気にしないなら気になる物がもう1つ。「レインバイザー」で顔をガードすれば偏光グラスについた水滴を拭く面倒から解放されそう。
著者: へた釣り