LTアジはどうも模様がよろしくないので、今週末の釣りは……深場で水温低下の影響を受けにくい(と思う)アマダイに決定! 先週のオニカサゴに続いて狙って釣るのは初めてのターゲット。2013年の東京湾は初物連荘でスタートするわけだ。1匹でもいいから釣れてくれるといいのになぁ。
アマダイ…実は1匹だけ釣ったことがある。昨年4月にLTウィリー釣りで何かの間違いでオキアミ餌に食ってきた。34センチと大型だったわけではないが、竿が胴までしなるいい引きをしてくれたと記憶している。釣趣以上に記憶に鮮明なのが……そのお味。お刺身と酒蒸しでいただいたのだが、お刺身は塩を少しだけ付けて食べると、アマダイの身が持つ上品な甘さが引き立って絶品だった。酒蒸しはアマダイの食べ方の定番なわけで、やはり身の甘味が引きだされており美味しいのなんのって。
船は人生初のオニカサゴでいい目に遭わせてくれた羽田・かみや。観音崎よりもっと南に行くようで、水深85~100メートルくらいのポイントを攻めるみたい。仕掛けはオニカサゴとよく似ており、錘80号の片天秤を介して2本針の吹き流し仕掛け。餌は身餌ではなくオキアミを付けるようだ。竿はフィルダー アママル 205というアマダイ用の竿を持っているので、これを使う。水深を考えると電動リールで釣るのが現実的だと思われるので、リールはフォースマスター1000MK(PE3号-400m)。
釣り方の基本は、海底すれすれを吹き流しの仕掛けがたなびいているようなイメージでのタナ取りに尽きるようだ。オキアミ餌なので、底を這ってしまってはアピール不足。タナを上げすぎるとアマダイは知らんぷりってことなのかな? 誘いは「エビが海中で跳ねているような動きで」と説明されることが多い。LTウィリーのときも底を仕掛け分切って、ウィリーシャクリをした瞬間にガツーンときた。ただし、活性によって速い誘いがいい日とゆっくりの方がいい日があるみたいだ。上手そうな人を観察していろいろ試してみよう。
かみやでお世話になるH賀達人(オニカサゴ47センチおめでとうございます♪)が「アマダイはゲスト多彩なので、飽きずに楽しめますよ」と言っていたが、オニカサゴ・マトウダイ、ムシガレイ、カナガシラ、キダイなんかが混じるらしい。底を叩きすぎたり、餌を速く動かしすぎると、ゲストだらけになってアマダイが遠ざかるという気になる情報もあり、アマダイの魚信が出る、誘い過ぎず止め過ぎずな釣り方を探すのがテーマになるのかな?
著者: へた釣り