今週末は剣崎沖イサキの開幕&第11回かみやメバル釣り大会と、イベント盛りだくさんだったりする。せっかく大会に参加するからには、真面目に参加しないともったいない。下手は下手なりに作戦なんぞを練ってみた。数は争うべくもないので狙いは型部門。メバル&カサゴの尺級を狙うぞぉ。
練習で釣行したメバル船で76匹とへた釣りにしてみれば大満足な数釣りを楽しんだのだが、このときの竿頭の人は101匹。あとで聞いたのだが、竿頭の人は「異次元の人」らしく、かみやメバル釣り大会でも上位入賞の常連さんであるらしい。数を競っても全く勝ち目がないってことだけは思い知った。ならば型狙い。へた釣りは今シーズン、羽田・かみやから5回メバル船に乗っているが、そのうち3回は釣果報告でメバルを持った写真が掲載されているので大物運だけはいいはずなのである。
というわけで、かみや釣り大会の大物狙い戦略。数は完全に諦めたので小型のカサゴをいかにかわして大物だけを釣り上げるかである。へた釣りの仕掛けは左のような感じ。もともとカサゴを釣らずにメバルを釣る用にかみやの船宿仕掛けよりも下針の位置を15センチ上げてある。この一番下の針にサバの切り身を付けてみようかと考えている。かみやの釣果報告に「切り身エサを使ってた方々は良型のカサゴを釣ってました。来週末の≪メバル&カサゴ大会≫の参考になるかな…」って書いてあったし、練習釣行で竿頭になった人も切り身餌を使っていたのを確認している。確かに30センチ近いカサゴを一荷で釣っていた。
型が欲しいからといって急にメバル狙いからカサゴ狙いに方針を変えてもうまくいくわけがないので、基本はメバル狙い。大会では竿の数が多いので、いかにメバルにアピールするかが大事だと思う。着底の2メートルくらい前からサミングでブレーキをかけて、可能な限りゆっくり(太極拳スピードで)仕掛けを落とす。メバルは上から落ちてくる餌を意識しているので落としている最中に魚信がでることもある。着底したら今度はゆっくりと太極拳の動きで竿を頭の上まで聞き上げる(2メートルくらい)。聞き上げ最中、それも底から錘を切った瞬間に魚信が集中するという傾向はあるように感じる。ウキ釣りでも、仕掛けを少し動かした瞬間にメバルが掛かるという傾向はあったので同じことだと思う。
竿先がフルフルとするメバルが餌を咥えた感触があったら、聞き上げ中の動きを止める(←これ重要、聞き上げ続けると魚信が消える)。その後、メバルらしいキューンと竿先を引き込む魚信があっても慌てずに、手首分送るような感覚(竿先の移動は50センチくらい)で食い込ませるとしっかり針掛かりする。メバルの場合、最初の一引きをかわせばバラシの可能性は低くなるので、この手首分の送りは取り込み率の向上という点でも重要な気がする。昨年の大会結果を見ると2尾全長計で50センチを超えればいい線いっているので、28センチ級を1匹でも釣れば……と、下手なくせにまたも野望を抱いていたりする。
著者: へた釣り